スポーツが居場所になる感覚 #あなたにとってのスポーツとは
なぜ人はスポーツをするのだろう?
日常的にスポーツをしている人って、どんなことを求めてきているのだろう?
昔、スポーツを学んでいた僕は、その問いに対して、
・健康になれるから・競技に勝ちたいから
この2つしかないと考えていた。
だけど、最近は、スポーツそのものが居場所となっていることもあるよな、と考えている。
僕は、フレスコボールというスポーツの日本代表選手をやっている。
そのフレスコボールってスポーツを知る人は、日本ではかなり少数で、競技人口もざっくり2000人ぐらいの小さなスポーツだ。
このフレスコボールを毎週のようにプレイする方は一定数いるのだけど、みんなフレスコボールが好きなのに加えて、フレスコボールをしている人が好きなんだなと感じている。
その好きな人たちに会いたいからこそ、毎週末はフレスコボールをするために時間をつくり、楽しんでいるのだと。
《フレスコボールをしている人が好き》
これって、とてもおもしろい現象だなと思っている。これまで、マスに広がっているスポーツ、例えば野球とかサッカーとかでは、なかなか起きなかったことなんじゃないかなと(あったとしても、チーム内にとどまる)。
ニッチなスポーツであり、そのスポーツならではの世界観が確立させているからこそ、その価値観に共有して集まっている。そんな感覚がある。
この現象は、もはやスポーツそのものが居場所として機能していることと同義なのではないか?そう考えることが、日常的にあるのもおもしろい。
逆を言えば、このスポーツに合わない人も大勢いると思う。やっている人が、どんなに勧めても決して刺さらない人も確実にいる。でも、それを悪いことと捉えたことはない。むしろ、それは世界観ができているからこそ、起きること。
もちろん、競技人口が少ないからこそ、起こる困難なできごともあるし、マスに広がっているスポーツを羨ましく思うこともある。だけど、きっとこのスポーツはそこを追いかけてはいけない気がする。
《スポーツが居場所となる》
これをもっと体現していくことができると、それこそ唯一無二な価値になる。そんなスポーツがこの世の中に増えていくと、きっとスポーツで人生が充実していく人が、どんどん増えていく。
僕はそんな世界を夢見ているし、それが現実になる日は、遠くないのだと思う。
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