副業でコミュニティ案件を受ける時に気をつけるべき2つのこと

副業でコミュニティ案件を受ける時に気をつけるべき2つのこと

こんにちは。コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。

コミュニティフリーランスになり、早1年半。
これまで数多くのコミュニティ案件と関わってきました。それも1つに集中することなく同時に受けることが多く、現在では5つのコミュニティ案件を担っています。

こういう話をすると

「どうやって5つも回しているんですか?」

というご質問を受けることが多々あるのですが、ここには個人的に気をつけていることがあります。

そのまま話しても「それってフリーランスにならないと役に立たない情報やん」とか言われてしまうと思うので、今の時代多くの方に機会がある「副業」に例えて考えていきたいと思います。


前提として

前提として、僕がメインで受けているオンラインコミュニティの話になります。リアルな場のコミュニティ(コワーキングスペースやシェアハウスなど)とはまた少し違った条件になると思うので、そこだけご了承ください。

でも、副業案件で発生するコミュニティ案件のほとんどはオンラインコミュニティになると思います。

リアルの場になると、自然とその場にいることを求められることが多く、フルリモートの本業をしている人でないと厳しいのが現実。オンラインコミュニティ案件こそ、フルリモートでのお仕事になりますからね。余談ですが、そのおかげで僕はブラジルにいる時も仕事ができていました。

あと、「どの距離感で関わるのか」は最初に明確にした方がいいポイントです。コミュニティマネージャーなのか、サポートの役割なのか、イベントのみの運営なのか、など案件によって距離感が異なるため、ここは最初に握っておきましょう。

それでは、特に気をつけた方がいい2つのポイントを見ていきます。


ポイント①「企業側に担当者がいること」

様々なコミュニティ案件を受ける中で、一番失敗したなぁと思ったのは「企業側の担当者がいない」こと。

そういう企業になるとかなり丸投げされる傾向にあり、莫大なリソースを割かなくてはいかない状況になってしまいます。本業にするならば何も問題ないのですが、複数の案件を持つ立場の中で、それを結果に結びつけるのはかなり至難の技。コミュニティは必ず成果が出るとは限りませんし。

また、丸投げされた時のデメリットの1つとして上げられるのは「壁打ち相手がいない」ことです。副業などで関わる場合、その企業やユーザーに対しての理解は正社員と比較するとどうしても薄くなってしまいます。

「この企業のこの状況ってどうなんだっけ?」
「ユーザーのインサイトってどうなんだ?」

みたいなふとした疑問の時に気軽に壁打ちをして、そこから施策を練れるような環境をつくる必要があります。丸投げ状態だとなかなかそれが実現しにくいですし、「君が言うならそれが一番だ」という安易な結論に達してしまうことも珍しくありません(基盤はつくって、そこから一緒に施策を考えられるとベストだと思うんですけどね、、)。

あとあと、コミュニティマネジメントにおいて、一番の不安要素である「孤独問題」を生んでしまう要因になってしまうんです。何でもかんでも1人でやってしまうのは、コミュニティマネジメントにおいて健全ではないと思っています。

「素晴らしいコミュニティだな」と思えるところは、基本複数人でコミュニティを運営している。孤独を感じると、途端にコミュニティ運営って苦しくなるんですよ。継続的にモチベーションを維持していくためにも、企業担当者は必須になるかと思います。

【企業担当者が必要な理由まとめ】
・丸投げされ膨大なリソースが必要になることを防ぐ
・壁打ち相手ができる
・孤独問題を解消し、モチベーション維持に繋がる


ポイント②「売上の基盤があること」

もうひとつのポイントは、コミュニティに売上を求めない売上の基盤があること。

「これ以上コミュニティに注力できません!」となるケースって、意外と多いんです。企業の中の優先度が下がってしまう状況ですね。

そうなる時の多くのケースが「経営的に傾いてしまい、直近の売上が必要になる」こと。今は売上をつくることが第一優先だ!となってしまい、長期的施策になるコミュニティに対してお金を捻出するのが難しくなるんです。すると当然、コミュニティのための人件費を出すことができなくなり、「関わっているあなたとは一緒に仕事ができない」ということに(僕も何度もこの状況になりました、、)。

長期的な視点を持ちながら取り組んでいたことが、すべて水の泡になってしまう。そんな悲しいことってあんまりだなぁと思うわけです。

かといって「コミュニティで売上立ててくれ」と無茶な要望をされて頑張ったとしても本質的な価値はつくれないし、きっとどこかで苦しむことになります。「これって本当にやらないといけないことなんだっけ?」そんな疑問が頭の中でグルグル回ってしまう。

そうならないためにも、売上というか経営の基盤があるかは、見極めないといけないポイントです。せっかくやるなら、いい関係性を構築したいですもんね。


最後に

複数の案件を回すためには、ただただ受ければいいものではないことを、僕は何回も失敗しながら学んできました。

コミュニティって楽しいですし、色々な可能性を秘めているもの。それなのに、コミュニティで苦しむ人が出てきてしまうのはなんだか悲しいなぁと思うんです。

それをなくしていくためにも、きっと僕の経験は役に立つと思い、こういう発信をしています。マネージャーも、参加者も、皆が楽しく自分らしく在れるコミュニティがひとつでも生まれますように。

それでは!


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