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地域コミュニティマネージャーを考える

こんにちは。
コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。

東京から鞆の浦へ移住して、早半年が経ちました。「え!もうそんなに経ったの!?」と驚くし、同時に「まだ半年か」とも思う。それぐらい充実した日々を送れている、ということなのかもしれません。

この移住にはさまざまな想いや期待を込めてのアクションだったのですが、そのうちのひとつに「地域コミュニティの現状と可能性を模索したい」というものがあります。

僕はずっとオンラインコミュニティの運営に関わる仕事をしていますが、オンラインだけでコミュニティを模索することの限界を感じていて。本当の意味でのコミュニティの可能性や価値を探求するなら、地域コミュニティと向き合わない選択肢はないなと考えています。

僕が何ができるかは、正直まだまだちゃんと理解はできておりませんが、ひとつキーワードとなるのは「地域コミュニティマネージャー」なんだろうなと直感しています。

僕自身、ずっとコミュニティマネージャーとして活動を続けていて、この仕事が天職だなぁと思うことは結構ありまして。それと、地域コミュニティマネージャーという分野(?)って、まだまだ開拓の余地があるなぁと思っているのがその理由です。

じゃあ、この地域コミュニティマネージャーって存在がいたとして、何をするひとなのか?それを現状考えている仮説として整理してみたいと思います(あくまで仮説。実践はこれから)。


まちに馴染むためのオンボーディング

地域コミュニティにおける、大きな壁がおそらく地域に馴染んでいくことなんじゃないかなと思っています。

その土地にどんな文化があるのか?どんな人がいるのか?どんなことを大切にしているのか?を、外の人が把握し理解することはかなりハードルが高い。(腹落ちさせるには何度も体験しないといけない)

理解しきれていない状態で移住してくるパターンが多いので、慣れるまでにかなりのエネルギーを要すると思うんです。下手したらそこで挫折して、早々に地域から離れていってしまうこともあるでしょう。よく見かける移住失敗ブログを拝見していると、その現状が嫌でも伝わってきます。

だからこそ、地域コミュニティにはオンボーディングの役割が必要になる。それを、地域コミュニティマネージャーが率先してやっていけるといいんだろうなと思っています。

例えば、人を紹介したり、まちを案内したり、歓迎会的なイベントを主催したり。その人自身がどこに不安を抱えていて、どうすれば解消できるのか?それを考えて、できることを淡々とやっていく存在なんだろうなと。

ひとりの移住者として、そんな人がいたらめちゃくちゃ心強い。


土を耕す

僕がコミュニティマネジメントを考えると、土を耕し環境を整えることを意識します。

どういうことかというと、コミュニティって「何かを操作したりコントロールすることを手放していく」ことが大事になります。それをやりたいなら、コミュニティじゃないところでやった方がいい。

その前提に立った時、自分達ができることって、集まるひとが全力で遊べる環境を整えていくことやいい農作物が育つ土壌となる土を耕すことなんですよね。

具体的には、まちのルールや仕組みを整えることや、情報をキャッチアップしやすい状態をつくることなど、やれることはさまざまだと思います。

その中でも、個人的には「その人のホームと感じられる空間・関係性を育むこと」が大事なんじゃないかなと考えています。ホームがあれば、安心感を感じ、のびのびと自由に遊ぶことができる。もしかしたら、そんな場所からご自身でも予想していなかったワクワクすることが起こるかもしれません。

そういった偶発性・自発性が引き出されるような土壌をつくること。これが地域コミュニティマネージャーに求められることのひとつなんだろうなと。


外との架け橋を生み出す

ここまでは比較的コミュニティ内に対する話でしたが、それだけではなく「コミュニティ外へのアクション」もきっと求められるような気がしています。

外のひとたちと交流して、しっかりと接点を持ち続けることで、それまで生まれてこなかったような流れが地域に起こっていく。コミュニティはそれなりに風通しが良くないといけないので、とても大切な観点だと思っています。

そうすると何がいいのか?というと、コミュニティ内の方が刺激と発見を得られるようになり、まちへの愛着が高まっていく。外との違いに触れることで、コミュニティの一員である意識(帰属意識)が強まるなぁと感じています。

こういった機会を企画しつくることも、大事な要素なのかもしれません。


最後に

全部仮説なので、「そうかもしれないね」程度で読んでいただけたら幸いです。

こういうコミュニティ的アプローチを取っていく際、個人的に大事にしているのは大きくやり過ぎないこと。まずは、小さくはじめて、しっかりと手応えを感じながら、ひとつひとつ確かめながらやっていくぐらいがちょうどいいんだろうなと。

なので、実行するならまずは小さいまちでやってみたい。

それ以外にも、色々考えられるポイントはありそうですが、本日はこの辺で。

それでは!


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