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限られた世界に生きる:琥珀の舞台

次はどんな曲を作ろうかな、とあれこれ考えるのは楽しいものです。私はひとつの曲が終わりに近づくと、いつもこの作業を始めます。たいてい、今作っているものとは少し違うジャンルのものが作りたくなります。

2020年1月19日生まれの琥珀の舞台( CNo35)は、私の曲の中では少し毛色の違うものだと思います。

以前から民族音楽的なものを作ってみたいと思っていました。特にジプシー音楽(ロマ音楽)に興味があったのですがあまりよくわからないため、YouTubeなどでいろいろ聴いてイメージ作りをしていました。

そんな中で、Barcelona Gipsy Balkan Orchestra(BGKO)の駅ホームで演奏している動画にとても惹かれ、それ以降この人たちの演奏をYouTubeで次々とみるようになりました。 

BGKOは多国籍グループで、スペイン、フランス、セルビア、ギリシャなど様々な国出身のミュージャン集団ですが、個人のスキルも曲としての統一感も素晴らしく、どんどん聴き続けてしまいます。

影響を受けたかどうかはよくわかりませんが、タイトルの琥珀の舞台は、彼らのジャムセッションの動画をイメージしたものです。コロナ禍で外出が制限される中、それでも音楽に助けられたという記念の曲となりました。


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