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都会の光と影: Urban Shadows

やっと秋らしくなってきました🍁 空が高くなって、空気が澄んできましたね。今日は、まだ1歳にもならない生後10か月の曲、Urban Shadows (CNo43、2022年12月30日生まれ)を紹介します。その割には大人っぽいですよ😉

少し大人な感じの曲が作りたいな…と思い、参考にする曲としてイメージに浮かんだのが1958年公開のフランス映画、「死刑台のエレベーター」のテーマ曲(”Générique”)です。

ルイ・マル監督が25歳でこんな大人っぽい映画を作ったというからすごいですが、フィルムを見ながら即興でこの曲を作ったというマイルス・デイヴィスもすごいですよね。

私はジャズに憧れはありますが詳しくはなく、作り始めはしたもののこんな素敵な曲はなかなか作れません(当然ですが)。また、作っているうちにほかの曲の影響も受けていることに気づきました。たとえば映画「タクシードライバー」。

これも都会のイメージの曲で、主人公トラヴィスが冷めた目で街を眺めつつ車を走らせるシーンにぴったりで、心に響く一曲です。この曲を作ったバーナード・ハーマンは、この映画の仕事が遺作となったそうです。

さて私のオリジナル曲Urban Shadowsですが、生楽器ではなくDTMなので、単一の楽器で聴かせるというには限界があります。そこでトランペットやサックスだけでなく、いくつかの楽器に自由に奏でてもらうことにしました。曲の中ほどでは、ベースにも思い切りメロディを奏でてもらっています。

ところでベースの半音階が続く部分は何かに似てるな、なんだっけ、と思ったら、アメリカのテレビドラマ「ツイン・ピークス」に出てくるオードリーのダンスでした。そのつもりで聴き直すと、曲の出だしも似ていました。このドラマは私がすっかりハマったもののひとつですが、音楽を担当したアンジェロ・バダラメンティも大好きです。惜しくも2022年に亡くなっており、図らずもオマージュ作品となったようです。


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