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#001|お金持ちの大原則、経済的自由とは?

こんばんは。

今日はちょっと普段とは違った話題、「投資」についてお話しさせていただきたいと思います。

というのも、つい数日前のこと、友人から「余剰資金を貯蓄から投資に回したい」という相談を受け、本人と色々と相談をした結果「まずはここnoteで一日五分程度でできる勉強から始めてみようか」という話になりました。

私自身、この二週間ほど自分の仕事や働き方、生活について見直しをしていたこともあり、「ちょうど良かったかも」と、少なからず感じています。

ということでこの記事(シリーズ?)は、数年前に私自身が勉強した投資についての内容を、私の大切な友人へ向けて加筆・修正したものです。

「続けられそうになかったら止める」という約束をしているので、いつまで続くかどうかは不明ですが、しかし、ビジネスパーソンも専業主婦も皆が忙しい時代ですからね、勉強時間の捻出が難しいという気持ちはわかります。

「私自身のゼニ儲けのため」であれば、多少なりとも雑な勉強で問題ありませんが、大切な友人には「詐欺師のカモ」になっていただきたくないし、間違っても「大損」などしてほしくないので、丁寧な勉強を心掛けます。

しかし、初回から暗い話をしていても仕方がないので、まずは「妄想でワクワク」していただこうと思います。


経済的自由とは?

さて、働いて給与を貰わなくても自動でお金が入ってくる状態を「経済的自由」な状態といいますが、これは具体的にどういう状態を指すでしょうか?

年収二千万円超えのキーエンスに勤めている状態?

貯金が一億円ある状態?

そうではありません。

正解は「生活費<資産所得」という状態です。

生活費よりも給与所得が多いというのは普通のこと、そうではなく生活費よりも「資産所得」が多いというのがポイントです。

とても重要なポイントなので、簡単に「所得って何?」という疑問にお答えしたいと思います。


所得とは?

一瞬だけ小難しい話をすると、「所得」というのは、個人や法人が特定の期間(通常は一年)において得た収入や利益のことを指します。

収入と利益の違いについて、ここでは踏み込みません。

所得は、「働く」「買う」「売る」といった「経済活動」を通じて得られるもので、主に次の三つの形態に分けられます。

  1. 給与所得:企業や組織に雇用されて得られる給与やボーナス。労働の対価として支払われます。

  2. 事業所得:自営業者やフリーランスの人々が事業活動から得る収入。売上から経費を差し引いたものが所得として計上されます。

  3. 資産所得:株式、不動産、債券などの資産運用から得られる利益。配当金や利息、売却益などがこれに含まれます。

私たち一般のビジネスパーソンのうちの多くは「1. 給与所得」を得て生活を営んでいますね?この給与所得というのは「私たちが働いてお金を得ている」という状態です。

そして、この給与所得の一部を「3. 資産所得」に回すことで、「お金が働いて更にお金を生み出す」という状態を作り出す。

ですから今回一緒に学んでいくのが、この資産所得についてということになります。

その結果として「生活費<資産所得」という状態が達成できれば「経済的自由」を手に入れたということになる。

とまあ、こういうわけなのです。

この経済的自由という状態は、近年「FIRE」という概念で語られることが増えたこともあり、ご存知の方も多かろうと思います。


FIREとは?

今からたった十数年前、2010年代のアメリカ株式市場は歴史的な成長期にあり、多くの投資家が積極的な投資によって資産を増やすことができました。

これにより「FIRE」と呼ばれるムーブメントに対する世間の興味が増し、「経済的自由を達成することは可能だ」という声が強調され始めました。

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で、要するに「経済的自由と早期リタイア」を目指すライフスタイルを指すムーブメントです。

これは一般的に、十分な資産を築くことで、伝統的なリタイア年齢(60~65歳)よりも早く仕事から解放され、自由な生活を送ろうとするものです。

私と同世代であるミレニアル世代を中心に、「働き続けること」よりも「自由な時間と選択」を重視する価値観が高まり、特にIT業界やリモートワークが進む中で、早期リタイアや自由な働き方に憧れる人が増えました。

そんなFIREには、いくつかの種類があります。

以下に並べてみるので、自分の将来がどんな状態であればワクワクできるか、ちょっと妄想を膨らませてみてください。


  • Fat FIRE:より余裕のある生活水準を保つために、多くの資産を用意して早期リタイアを目指すスタイル。標準的なFIREよりも多めの支出を想定。

  • Lean FIRE:最小限の生活費でリタイアするスタイル。質素な生活を前提とし、生活コストを抑えた早期リタイア。

  • Barista FIRE:生活費の一部を資産からの所得で賄い、必要に応じてパートタイムで働くスタイル。完全なリタイアではなく、柔軟な収入源を持ちながらリタイア生活を支える。

  • Coast FIRE:資産が将来的に十分な額に成長すると信じ、その成長を待ちながら現在の仕事を続けるスタイル。リタイア資金を増やすための積極的な追加投資を行わず、成長に任せる。

  • Side FIRE:資産収益だけで生活費全額を賄うことは目指さず、仕事による一部収入で補いつつ、経済的自由を追求するスタイル。特に副業やパートタイムを活用することが多い。


上の二つ「Fat FIRE」と「Lean FIRE」が仕事をリタイアしている状態、それ以外の三つは働きながら資産からの所得を得る、というイメージでOKです。

どんなFIRE状態を達成して、どんな生活を送りたいですか?

私個人としては、「Lean FIRE」ほどの質素な生活や嫌、というのも毎日の晩御飯の時間を大切にしているので、そこはケチケチしたくない。今現在としては「Barista FIRE」か「Side FIRE」という状態です。

というのも、この記事を書いている前日、私と同い年のスペイン出身のFIRE達成者が、「やることがなくて退屈だ」と話していたのですが、実際に少なくないFIRE達成者が数年後にまた労働を始めるという報告も増えています。

私は前職の退職後、今の仕事に就くまでの一年近くの間だったでしょうか、働くのを止めてみた経験があるのです。

その結果、鬱っぽくなってしまいました。(これは笑い話でOKですw)

晴れたら畑を耕して、雨が降ったら本を読むという「晴耕雨読」の生活に憧れていたのですが、働かないというのそれはそれで退屈でした。

FIREムーブメントは、自由な時間を増やすことで自己実現を追求したいと考える人々に魅力的なライフスタイルとして支持されていますが、ここで必ず注意してほしいことがあります。

なにか?

それは、「FIREはただの手段であって、目的ではない」ということです。

仮にもしFIREが人生においての目的であるとするならば、ではFIREを達成したら人生が終了するのか?

そんなわけはありませんね?

したがって、各個人が自分の価値観や生活スタイルに合った方法、そして生き方を見極めることの方が遥かに重要です。

つまり「働きたければ働く、働きたくなければ働かない」という自由を手にすることが大切なのであり、他人と比べない「自分に合った自由」を手にするために、正しく知識を身に付けることが最も大切なのだと思います。

と、ここまで「FIRE、FIRE」と訴えているので誤解されると思いますが、こう見えて私は「FIRE論者」ではなく、ただ単にムーブメントが起きたわかりやすい用語だからという理由でこの言葉を使っているに過ぎません。

お金は自由のために必要なものであって、私は別に早期リタイアをしたいだなんて思ったことはありません。

私は「好きな仕事をずっと続けたい人」です。

もう少し言えば、私個人としては「資産を作りながら、自分が好きな仕事をする」というのが一番豊かな生き方じゃないかな?と思っています。

ですがもちろん、これは「私が私の価値観に沿って決めたこと」です。

あなたは、どんな生き方を望みますか?


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