見出し画像

Common Journal vol.1 「Blue Bottle Coffee」

テーブルウェアブランド「Common」(以下:コモン)は、2014年にブランドをスタートさせ、今日に至るまでさまざまな出会いやストーリーが生まれました。この度、コモンに関わる日常の風景やストーリーを収める「Common Journal」をスタートいたします。
記念すべき第一回は、ブルーボトルコーヒージャパンさんにお話を伺いました。国内直営店のカフェではコモンのグラスが使われており、この夏にはオリジナルの『コモン コールドドリンクグラス』が発売されました。グラスとドリンクの関係について、シニア クオリティ&イノベーション マネージャーのケビン・サクストンさんにお聞きします。

ブルーボトルコーヒーのカフェでは、コールドブリュー(低温抽出の水出しアイスコーヒー)やアイスドリンク のサーブ用として、コモンの「ウォーターグラス」が使われています。以前は細長いグラスとストローで提供されていましたが、2018年に試験的にグラスを変更。グラスそのままで召し上がっていただくことでコールドブリューの味わいだけでなく、その香りも楽しめるように、店内ではストローを使わない方針になりました。そして出会ったのが「ウォーターグラス」だったそうです。

雑味が非常に少なく、“ルミナス(輝くような)”と称される「コールドブリュー」

「最初はさまざまなグラスを試しました。その中でもコモンのグラスは手に持ちやすく、自然に馴染みます。高さもちょうど良く、シンプルで無駄のないデザインです。私たちのコールドブリューはルミナス(輝くような)という言葉で形容するほど非常にクリア。つまり、雑味がありません。余分なものが出ないようにフィルタリングを徹底しています。コモンのグラスは口径が広いため、香りを感じやすく、クリアな味わいをさらに引き立てます。そして、この色合いもとても美しいでしょう ?」と透き通る褐色を指差し、笑みを浮かべるケビンさん。

ドリンクメニューの クオリティコントロールを担当するケビンさん

「ウォーターグラス」のコンセプトは、「手に持ちやすいサイズで一番大きい口径」です。高さを抑えつつ、氷がしっかりと入り、香りや味を感じやすくするために、このデザインが生まれました。ブルーボトルコーヒージャパンでは、「ウォーターグラス」によるコールドブリューの提供が好評だったため、2019年からカフェで導入することに。香りを十分に楽しめることから、同社では「アロマグラス」という呼称が定着しているそうです。プロダクトとコーヒー、それぞれの意図が見事に合致し、まさに理想的な出会いを果たしたと言えるでしょう。

カフェにて、ぜひその味と香りをお楽しみください

また、「ウォーターグラス」は、夏季限定のシーズナルメニュー「レモン サンデー」「ノラ コーラ」「ノラ フロート 」にも使用されています。「ノラ フロート 」のメニュー開発にも関わっているケビンさんはこう語ります。

「よく知られたコーヒーフロートを、ブルーボトルコーヒーらしく展開するにはどうすればいいか。そこから開発が始まりました。私たちには創業者ジェームス・フリーマンがアイスラテの代わりに考案したミルクコーヒー『ノラ』があります。これをベースに派生させたのが『ノラ フロート』です。上に乗せるアイスクリームは、自由が丘の『HiO ICE CREAM』によるもの。ブルーボトルコーヒーの多くのカフェで使用している北海道の『美瑛牛乳』を原料にしています。一つのグラスの中に多くのこだわりとストーリーが詰まっています」。


夏季限定のシーズナルメニュー「ノラ フロート」

そしてこの度、「ウォーターグラス」にブルーボトルコーヒーのロゴを纏った『コモン コールドドリンクグラス』が完成しました。7月4日よりブルーボトルコーヒーのカフェ、オンラインストアにて販売しています。
「私たちには『おいしいコーヒーは人生をより豊かにする』という大切なスローガンがあります。美味しいコーヒーを中心に考えたときに、どのようなグラスが必要かという視点から、このグラスに出会いました。コーヒーの味わいを十分に楽しむことができ、邪魔をするものが一切ないこのグラスに、ブルーボトルコーヒーのロゴを入れるならばと何度も検討した結果、『コモン コールドドリンクグラス』が誕生しました。私たちにとっても馴染み深いグラスが製品化され、とても嬉しく思います」。

ボトルロゴを配した『コモン コールドドリンクグラス』

コモンは今年、ブランド設立から10年目を迎えました。その間、「ウォーターグラス」はブルーボトルコーヒージャパンの理想的なパートナーとして選ばれ、装い新たに『コモン コールドドリンクグラス』としてリリースすることができました。ブランドを続けてきたことに、今、深い喜びを感じています。

なお、夏季限定のシーズナルメニューは10月まで提供されるようなので、その味わい深さとグラスの使い勝手の良さを、ぜひブルーボトルコーヒーのカフェで体感してみてください。

期間限定メニューの「ノラ フロート」左、「レモンサンデー」中央


ブルーボトルコーヒー

ブルーボトルコーヒーは2002年に、創業者のジェームス・フリーマンによって、アメリカ・カリフォルニア州・オークランドで誕生しました。世界中のコーヒー農園から仕入れた高品質で新鮮なコーヒーを国内の自社焙煎所で焙煎し、ご注文を受けてから丁寧に淹れた、美味しさを徹底的に追求したスペシャルティコーヒーをご提供しています。品質へのこだわりとサステナビリティへのコミットメントを原動力として、「おいしいコーヒーは人生をより美しくする」というシンプルな信念のもと、おいしいコーヒーで世界をつなぐことを目指しています。現在はアメリカとアジア(日本、韓国、上海、香港)と、グローバルに 100 店舗以上のカフェを展開しています。

https://store.bluebottlecoffee.jp/

撮影場所: ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ(東京都江東区平野1-4-8)

撮影: 阿部健 @t_a_b_e

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?