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日経新聞記事「クボタ、米の農業スタートアップ買収 AIで果樹分析」に注目!

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
クボタ、アメリカの農業スタートアップを買収 AIで果樹分析 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

以下、記事のサマリーです。

クボタの買収発表: クボタは米ブルームフィールドロボティクスを買収し、果樹の色や成熟度をAIで分析する技術を取得。
技術の活用: ブルームフィールド社のカメラとAI技術により、果樹農家は適切な収穫タイミングを把握しやすくなる。
事業の相乗効果: クボタと北米現地法人が株式100%を取得し、事業の相乗効果を高める。
収穫支援: AI技術により、収穫期の人員増加などの対応が可能に。
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クボタは画像解析技術とAIにより、果樹の生育状況を把握し、収穫適期・収穫量を予測するサービスを手掛ける米国のスタートアップ企業 Bloomfield Robotics, Inc.の株式を取得しました。

Bloomfield社は、自社開発した専用のカメラで果樹の画像データを撮影し、その画像データをAIで解析して、ブドウやブルーベリーなどを栽培する果樹農家の効率的な作業を支援するSaaS(Software as a Service)ビジネスを手掛けています。

同社のカメラをトラクタ等に取り付け、走行しながら果実の色や成熟度、大きさといった作物の状態をクリアな画像データとして収集し、AIで解析することで収穫適期や収穫量を予測します。果樹農家は本サービスを利用することでより効率的な作業が可能となり、最適なタイミングでの収穫による収穫量向上や適切な人員配置によるコスト削減を実現することができます。

果樹、野菜、ナッツなどスペシャリティクロップと総称される作物の栽培は、穀物の栽培と比較して農作業の機械化・自動化が進展していないため、データと作業ロボット等を組み合わせた革新的なソリューションが求められているとのことです。

スペシャリティクロップの分野において、SaaSビジネスの知見を取り入れることにより、トラクタの付加価値を高めようとする今後のクボタの取り組みに期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。