Google Adsenseの審査基準とは?プログラムポリーシーを読み解く。
commonの石川です。
webサービスを運営することで収入を得る方法は大きく分けて2つです。
・ユーザーからサービス利用料をいただく
・広告主から広告掲載料をいただく
現在Webサービスが乱立していて、サービスの認知度の向上が難しく、サービスをスケールさせるためにマーケティングコストをかける一方、有料課金ユーザーが少ないため、利益が残らないWebサービスがいくつもあります。
そのような状況において利益貢献してくれるのが、広告収入です。
広告収入は大きく分けて2つ
・アフィリエイト
webサイトの運営者がアフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)に登録して、運営するサイトやサイト訪問者と相性が良いと思う広告を選択して、運営するサイトに貼り付けます。
そして、訪問者が、広告主が運営するサイトや商品のページに貼り付けた広告から移動して、商品・サービスの購入をすることで、webサイト運営者は成功報酬型の収入を得ることができます。
アフィリエイトの特徴は、成功報酬型なので一件あたりの単価が数千円から数万円と高めです。また、ASPの審査基準も厳しくないため、webサイト運営初期でも簡単に利用できます。その分、掲載する広告とサイト訪問者の量・親和性がうまく合致していないと収益化が難しいと言えます。
・Google Adsense
Googleが提供するクリック型報酬広告です。webサイト運営者は、Google Adsense (GA) に登録して、審査を通過したら利用することができます。アフィリエイトと異なり、掲載する広告は自分で選択するのではなく、GAがwebサイトに最適な広告を選択します。
GAの特徴は、クリック型報酬で一軒あたりの単価も数円程度と低いです。ただし、成功報酬型よりも収益化が早いです。そして、アフィリエイトに比べgて審査基準が高く、誰でも彼でも利用することができるものではありません。
Google Adsenseの審査
GAの審査にはプログラムポリシーがあり、webサイト・その運営者が以下の規定に違反すると利用することができません。
・サイト運営者による無効なクリックがある場合
・サイト内で不正な方法でクリックを促している場合
・サイトの内容に同義的問題がある場合
・ブラウザとの適合などの技術要件を満たしていない場合
・サイト内の広告配置と動作が不適切である場合
・サイト内のコンテンツが不適切である場合
・低付加価値のサイトである場合
細かくはいろいろありますが、普通に善意でwebサイト運営していれば、上6個の違反ポリシーに引っかかることはありませんが、多くの人が最後の「低付加価値のサイトである場合」のクリアに時間がかかっているようです。
Google Adsenseにおける高付加価値webサイトととは
GAはプログラムポリシー上で、GAを利用できるくらい質の高いサイトを作るためのヒントを提供しています。
・同内容のサイトが複数存在しないこと
・オリジナリティのあるコンテンツであること
・訪問者の求めるコンテンツへのアクセスが容易であること
・サイト内各ページがそれぞれ異なるコンテンツを有すること
・訪問者が読みやすいサイトであること
・付加価値のないページがないこと
まとめて解釈すると、「世界で唯一のサイトであり、コンテンツもパクリではなく自分オリジナルのものになっており、訪問者も見やすいものであること。また、サイト内部においても重複がなく、訪問者がサイト内で迷わないようなサイト構造として、空白や無意味なページが内容にすること。」ということです。
さらに一言でいうと「訪問者ファーストのサイトづくりをして下さい」ということだと思います。
Google Adsenseに見るGoogleの意志
GoogleはGAを通じて、高付加価値のWebサイトが増やすことで、Web上にあるコンテンツの底上げを図っているようにも見えます。
そこにはGoogleの中核事業である検索の質の向上にもつながるテーマです。
Google検索を通じてヒットしたサイト上に、ユーザーの求めるコンテンツがあるようにすることで、Google検索とGAのシナジーがさらに増すことになります。
commonもサービス一般公開後に、GAを活用してみたいと思います。そのためにも、オリジナリティ溢れるユーザーファーストのサービスにしていきたいと思います。
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