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8月の誕生日の禅語 「一期一会(いちごいちえ)」

8月の誕生日の皆様おめでとうございます。
8月の禅語「一期一会(いちごいちえ)」です。

臨済宗の開祖となった臨済義玄の言葉です。「臨済録」の中にあります。

「一期一会」とは、今、ここ、を大切に生きること。

現代では、「人と人との出会いの大切さ」という意味で一番使われたり、
一生に一度のチャンスだからのがしてはだめだよという意味でも使われたりします。

そのような使い方から、「チャンスの女神の前髪は逃すな」とか、機会損失がどうのこうのとか、マーケティングに使われて、焦らせて煽られてこちらの理性を奪って、お金を搾取する詐欺師に使われる事があるのが、とても、残念で悲しいです。

でも、もともと、茶道で生まれたこの言葉は、「この1回の茶会で相手を最高におもてなしする」という、おもてなしとして、使われてきました。

漢字の意味からすると

一期(一生涯)に、一会(一度会う) = 一生に一度しかない貴重な機会

です。
常に時間であり、感情であり、立場であり、資産であり、目の前の人であり、変化し続けます。1秒たりとも同じ事はありません。いつでも諸行無常(しょぎょうむじょう)であります。

いつもあっている家族も、今日の機嫌と明日の機嫌も違うでしょう。体調も違うでしょう。確率は低いですが、会えなくなる可能性もあります。もちろん相手だけでなく自分もです。つまり、いつも同じではないはずです。

だからこそ、その今、ここにいることを大切に生きる。大事にするということが、一期一会です。

また、自分たちが生きているのも、たくさんの一期一会、ご先祖様の一期一会があったからこそ、今の一期一会があるのです。

そこで、8月に選んだ禅語がこれだったのです。

8月の夏休みで、地元へ帰省する方もいらっしゃるでしょうし、墓参りをする方もいらっしゃるでしょう。自分が生まれてきたことは、ご先祖様の一期一会があったからこそですし、実際に自分が生きている今・ここを大切に生きてみてはいかがでしょうか?

今、ここにあることに、大切に思いありがとうと感謝すること、自分をありのままに受け入れて、何事も、チャレンジだとおもいやってみようと思うこと。そうすれば、何事も縁で、全てなんとかなるはずです。

12ヶ月の禅語は、私が選んで、長寿山西福寺の住職 雅教和尚に監修いただきました。

また、拙い字ではありますが、私が字を書かせていただきました。

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