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ほぼ漫画業界コラム113 【サウナは創作にどれだけ有効なのか】

このコラムは、千葉最強のホテル「舞浜ユーラシア」で書いております。部屋に温泉もついていて最高ですが、長風呂してスマホをいじっていたらスマホが壊れました。今日どうしよう。パソコンがあるからなんとかなる!? まあいいや、後で考えます。

とにかく僕はこのホテルが大好きで、日曜日の夕方に泊まってサウナ三昧したり、部屋付き温泉で湯治したりするのが、結構日課になっています。千葉の「舞浜ユーラシア」、埼玉の「草加健康センター」、東京都の「庭の湯」が僕の中での3大温泉施設で、どこも家から車で30分ぐらいと良い感じです。こんな感じで、割とサウナ好きですが、このような生活になったのはやはり漫画原作を書くようになったからでした。

僕は書くのがかなり早い方ですが、それでも2時間ぐらい書き続けると頭の奥が痺れてきて、書けなくなるんですよ。筋肉と一緒で、ある程度の負荷をかけると動かなくなる。だから漫画原稿換算で1日40P分くらいが限界でした。ですが、ある日気付きました。サウナに入って整うと、リセットされるんだと。もう何年か前の話です。それで、自分が金の卵を産むガチョウみたいだと思ってですね、サウナ→執筆→サウナ→執筆みたいなことを繰り返していたんですよ。1日に200P分ぐらいのシナリオが書けました。プロットだったら600Pとかね。だから「舞浜ユーラシア」に7日間泊まり続けて1400Pシナリオ合宿とかしていたんですよ。

ただ、その後すぐにおかしくなりました。何の感情も湧かなくなる状態になるんです。頭の中がスッカスカになって、感情がオフになって何も考えられなくなるというか。7日間くらい廃人みたいになりました。不思議なものです。受験勉強なんかで8時間とか勉強は可能じゃないですか。あれってインプットですよね。あれってやり続けると頭良くなる感じがしたし、そこまで辛くなかった。でもアウトプットって連続してやり過ぎると、頭が悪くなるんですよ。これはなんのエビデンスもありませんけどね。僕個人の一体験ですけど。でも、そういうのあるんじゃないかなぁ。

結局、僕にとってサウナはドーピングでした。タバコと一緒。昔は僕も喫煙者だったんです。タバコを吸うと集中力が増すんでネームを見る作業には必須でした。でも、肺は苦しくなるし、服は臭くなるしでやめました。いや、それよりも、その集中力って結局前借りなので返さなきゃならない。それとサウナは似ていました。それ以来、もう創作のためにサウナを使うことは滅多にありません。徹夜とかもそうですけど、結局身体に負担をかけて創作したって、長い目で見たら意味がないんですよね。自然が一番。


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