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永遠を探す日

お恥ずかしながら、
私は監督の戸田さんについては
エッセイを読んだことがなければ、
映画の拝見も今日が初めて。
I'm a lover not a fighter.という
飯田エリカさんと戸田真琴さんの
魂のグラビア企画で初めて、
戸田さんの名前以外の一部分を知っただけ。
そんな感じのほぼはじめまして目線で感想を書きます。物知りでないから、
言葉のレパートリーも少ない分、
格好もつけられず、特段美しい言葉はない。
恥ずかしいけれど素直に書く。
あぁ言葉って怖い。緊張する。
この感想で誰も傷つきませんように。  

⚠️永遠が通り過ぎていく一部ネタバレ有り 

率直に言うと、何回だって再生して
言葉もその場の空気感も
記憶に焼き付けたくなった。
記録ではない。記憶したくなった。
正直一回では全然私に足りていない。
もっともっとみなくては、語ることができない。それ程に言葉や感情が詰まっていると思う。優しさや愛の難しさを感じた。

アリアとマリアのマリアがアリアに半分覆い被さり、抱きしめ返して欲しいと、
こんな感情も私と君の間で産まれたこどもで...(曖昧ですみません)とたくさんの言葉を訴えかけるシーンが尋常じゃない程鮮明で、苦しく涙が出ました。

そして映画を通して戸田さんのことをもっともっと知りたくなった。こんなにも献身的で優しく、脆く、儚く、眩く、強く。全力な。広く膨大な愛を抱えた戸田さんがこの世に放った言葉や表現。遡って知りたいと思った。
知りたくなってしまってごめんなさい。
(トークショーを拝聴して、不本意に感じられるかな...?と思ったため)
けれど素直なことを書くとどうしても
戸田さんが今まで生きてきて         感じた感情や気持ち、
初めてみたこの映画以外には
どんな風な表現や言葉を残されてきたのか
すごく知りたくなってしまった。
それほどに映画からじんわりと戸田さんの輪郭を感じました。

Mをみ終わり、瞬きをするのと同じように
涙が出ました。
おこがましいですが、私が今までの戸田さんをもっと近くで知っていたら絶対に抱きしめたいと伝えていた。優しすぎるであろう戸田さんをふかふかの毛布で包みこんで差し上げたい。なるべく近くにいて気持ちを共有して支えたい、力になりたいと思っていたと思う。何を知っているわけではない私が初見でそう、感じました。

闘うことをやめない諦めない、
命の灯火、炎のような存在を感じました。
とても発光していました。
どうかまたこの眩い光を目に焼き付けられる機会に立ち合いたいと切実に思いました。
これ以上求めていいものかと悩みつつ、
戸田さんが生み続ける限り、
戸田さんの映画をもっとみたいと言いたいです。

トークショーでは
根本さんの表現(演劇)に対する向き合い方
戸田さんの表現(映画.執筆)に対する向き合い方、制作過程でのそれぞれのバランスの話が特に興味深かったです。現在進行形で私自信が志している表現活動は質問をして相手のお話を聞いた結果、自分のリンクするところや興味深い部分をピックアップしつつ表現に落とし込む根本さんのバランスによく似ているなと感じたり...。
(お揃いの靴、可愛かった)

なけなしのお金で写真集zineを購入しましたが、エリカさんと戸田さんの思いが共鳴して
信頼関係が滲み出ている写真たち、素敵でした。言葉をどうしてももう一度すぐにでも
読み返したかったのでzineに載せていただけていて嬉しいです。サインも頂きました。     
(まこにゃん、かわいい)          戸田さんと初めてのお話ができた。
この映画を創られた監督とお話しできた。
という二つの意味を兼ねて嬉しく思います。

かけがえのない素敵な時間を、機会を、
本当にありがとうございました。💐

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