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すなば
2019年3月14日 22:12
親愛なる服屋へ夜のあなたがきて夜になった 煙追った夏のゆくえ 笑えば酒がこぼれる 手には何もない夕さり 踏み鳴らした初めての街だ 向かい合って忘れあった話 おろした冬に袖を通す 眠ればあんなに遠くなった月 抱きしめた夢に生かされている 花は咲く夜のあなたに
2019年3月14日 22:11
敬愛する伊達者へ酌み交わせば夏が終わる海の話 話聞いている指先に火が点る アジフライがきて黙っている 目の奥はまだ恋の歌 夜明けの街で眠ってしまった 愛は朝に書く手紙 道で口ずさむ歌がある どんな日も声がした渋谷 歩いた先を家にしている 夜咄は皿の上のドーナツ