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その優しさ、人を苦しみに導いています。

こんにちは、関根です。

結婚相手を選ぶときはもちろんのこと、相手への理想として人気が高い条件は「優しい人」であることです。

相手に求めることはもちろん、自分自身も優しい人になりたいと思っている人も多いはず。

「優しさ」というのはシンプルだからこそすごく難しいものです。

一歩間違えればその優しさは「相手にとっての甘え」になってしまい、うまくいけば「相手の成長に繋がる」ものになります。

自分自身の性格を変えたいと思っている人、恋愛がしたいと思っている人、婚活中の人、夫や妻への対応で悩んでいる人、子育てに悩んでいる人は、この「優しさ」の認識のブレをなくしていくことで悩みの軽減や理想を得られやすくなります。

優しさは「行為」に対してのものではない

優しさについてよく勘違いされていることは、

◆ ◯◯をするから優しいと思ってほしい
◆ ◯◯をしてくれたから優しいと思う
◆ ◯◯をしたから優しいと思ってもらえるだろう

この点なんですね。

たいていの場合、◯◯の部分には「行為」が入ります。

たとえば、「寂しいときにすぐに会いに来てくれたから」や「代わりになにかをしてあげたから」などです。

もちろんこういった行為が本当の優しさに繋がることはありますし、それを得た側も与えた側もメリットが大きい場合もあります。

ですが、本当の優しさは「起源」と「結果」の両方を見なければいけないんです。

具体的には、

起源 → 行為 → 結果

この流れですね。

「起源」というと難しく感じるかもしれませんが、これは「自分の心の奥底にある気持ち」や「相手の心の奥底にある気持ち」です。

もっと簡単にいうと、「なぜそれを求めているのか」と「なぜそれを与えたいのか」です。

本当の優しさというのは、どちらかが損をするようでは不成立であって、どちらも得(メリット)がなければ成立しません。

だからこそ「優しさ」というのは「起源 → 行為 →結果」の「結果」を見た後の結果論であり、「行為」そのものではないのです。

あなたがいることで相手がダメになる

「あなたは優しすぎる。あなたといたら私はダメになってしまいそう。だから別れてほしい」

こんなことを言われたことがある男性、そしてこんなことを言った女性はいませんか?

これは女性から男性によくあるパターンなんですが、男性からすると「なんでだー」状態だと思うんですね。

女性からすると「私が成長できない」ということなので、客観的に見ると全然あり得るパターンです。

ただ僕からすると、どっちもどっち。

男性も女性も「一緒に成長していこう」という気持ちが欠けていただけの話です。


自分が優しさだと思っているはずの行為が、相手を苦しみや不幸に導くものだとしたら、自分自身のためにも相手のためにもどこかで修正が必要です。

自分も相手もポジティブな意味を持つ優しさとはなにか、そして本当の優しさ(結果)に繋がる「起源」と「行為」とはなにか。

優しさを伝える前にあるもの

本物の優しさと偽物の優しさがあります。

偽物の優しさ=何かを回避するための行為
本物の優しさ=どちらにとってもプラスになる行為

このように表現するとわかりやすいかもしれません。

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