2023年を振り返って
2023年が終わり、今日から2024年がスタートしました。旧年は大学卒業、就職、移住など、これまでの生活が大きく変わる分岐点の年だったなと思います。2023年を振り返ってみて感じたことをまとめてみました。
「まずあなたってどんな人なの?」と思われた方は、こちらの記事をお読みいただけると幸いです。
学生から社会人へ
3月に大学を卒業し、「わたしなんかが社会でやっていけるのだろうか」という強い不安を抱えながら社会人1年生がスタートしましたが、社会に出て、学生時代のFA(ファシリテーター&アドバイザー;アクティブラーニングの運営をする学生スタッフ)の経験やゼミでの経験が社会でもしっかりと通用することがわかりました。
大学で学んできた人材開発・組織開発の知識、学生向けに研修やワークショップを企画・開催してきた経験から得た場づくりに必要な視点、学びを振り返って次に活かす習慣、先生に叩き込んでいただいたライティング力など、大学時代に学んだことが仕事でも活きています。大学時代にたくさんの価値のある経験をさせてくださった先生方に、あらためて感謝です。
一方で、仕事で失敗しまくり「まだまだ未熟者で悔しいな」と痛感した一年でもありました。
たとえば、
・「便利です」を「便器です」と打ち間違えた
・切手を貼らずに郵便物を投函してしまい、全部戻ってきた
・決裁書に商品の値段を記載するとき「0」をひとつ多くつけて提出するところだった
などなど、笑われてしまうようなミスばかり、やらかしてしまいました。
ものづくりにおけるうっかりミスは許されないことなので、編集者として気をつけなければならないなと、身が引き締まります。
今年は一人で仕事を回せるようになることとしょうもないミスしないことが目標です。めざせ、一人前の編集者!
京都への移住
京都事業処への配属が決まり、4月に東京から京都へ移住してきました。生まれ育った福島でもなく大学4年間を過ごした東京でもなく、まったく縁のない京都という地。引っ越したばかりの頃はとても不安でした。しかし、今では京都が大好きです。
毎朝、会社のお手洗いで「京都の冬は寒いですから、体に気をつけてくださいね。今日もお仕事がんばって」と話しかけてくださる清掃員のみなさん。
野菜を買いにいったら、「このニンジンは煮物にするとおいしいよ」と野菜の豆知識を教えてくれる八百屋のおねえさん。
秋に鴨川の河床でご飯を食べていたら「寒いですから、ストーブを持ってきますね。〆のごはんは体があったまるものにしましょうか」と気遣ってくれるお店のおにいさん。
東京から越してきたわたしを心配して、いつも世話を焼いてくださるご近所さん。
家族も親戚も友達も誰一人としていない京都ですが、京都のまちのあたたかさに助けられ、孤独を感じることはほとんどありませんでした。まだ移住して一年も経っていませんが、自慢の「第二のふるさと」です。
新しいまちでも毎日元気に働くことができたのは、職場のみなさんのおかげでもあります。わたしが眉をひそめてパソコンとにらめっこしているときには「大丈夫? もし困っているなら遠慮なく声をかけてね」と声をかけてくれるやさしい上司と先輩に囲まれて働いています。やさしく大切に育ててくださる一方で、成果物や仕事のしかたに対してはしっかりとフィードバックをくださいます。また、会議中には新入社員という立場など関係なく、わたしにも意見を話す場を与えてくださいます。編集者として対等に接してくれて、困ったときには手を差し伸べてくださる上司・先輩方に感謝です。
ほかにも、毎月参加している大阪の社会人サークルのみなさんにも元気をもらい、いつも楽しい休日を送ることができています。感謝です!
2023年も人にめぐまれた一年でした。みなさま、いつもありがとうございます! 本年は恩返しの年にしたいです。
新しい学びの形に出会えた
入社したばかりの頃は研修設計やコンサルティングの仕事を希望していたわたしですが、7月に正式に配属されたのは、通信教育やeラーニング、映像教材を制作する部署でした。それまでは「大人の学びは研修やOJT」というイメージを持っていましたが、現在の部署に配属され、通信教育や映像教材など、学びにもいろいろな形があることを知りました。今では、多様なメディアを活用して多くの人に学びを届けられるこの仕事にやりがいと誇りを感じています。
また、2023年は自分で学びの場を見つけて、飛び込んでみることを意識していました。大学に通っているときは学ぶ機会が身近にたくさんありましたが、社会人になってからは自分で学びの機会をつくらなければなりません。そう思い、今年はいくつか社外のワークショップやイベントに足を運んだ結果、たくさんの新しい学びの形に出会うことができました。
8月に参加した「tool saron」では、ツールの活用が対話を活性化させたり、おもしろいアイデアを生み出したりするきっかけになると学びました。「笑い」が問題解決に役立つという視点はとても新鮮でした。
11月には「帰ってきたラーニングバー2023」に参加し、大人が楽しく学べる場のデザインに興味が湧きました。ラーニングバーのような知的で愉しい場がもっと日本に増えたらいいなと思います。自分もラーニングバーをプロデュースしてみたいです。
学びの形は多種多様であると知り、学習者や状況に合わせて「どんな学習方法がいいのかな」と考え、工夫することの大切さを学んだ一年でした。
いつか「形にこだわらない学びのデザイナー」として多くの人の学びに寄与することが今のわたしの目標です。これからも気になるイベントにどんどん足を運んで、クリエイティビティを高めていきたいです!
さいごに
振り返ってみると、濃ゆい一年間だったなと思います。
今年もさらにいろいろなことに挑戦し、濃ゆい一年にしたいです。
みなさま、旧年はありがとうございました。
2024年もどうぞよろしくお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?