隠居する前に、オーケン

「死にたい」と言うと、誰か・・・
優しい人が心配してしまうので隠居という言葉を使う。
実際「はい、じゃあ今すぐに」と自ら命を絶つ
みたいな、そういうことがしたいわけではないので。
どうか ご安心ください。

隠居するといっても準備がいる。今と、全く違う生活になるわけで。
『失踪』したいわけでもないし、それにはきっとエネルギーがいるし。
仮にもし、会社を辞めるなら…引き継ぎもしなければいけない。
何にせよ…準備には、それなりの時間がかかるだろう。

こういう考えが頭に浮かんでいるとき、
どうすればいいのかといえば、大槻ケンヂの言葉に従うことだ。
僕はオーケンを、敬愛している。
『漠然と死にたくなったら本を百冊読め』とか何とか、言ってたハズ。

それは、元はと言えば 北方謙三先生の言葉らしい。

K・A君よ、約束してくれないか。本を五十冊読む、と。小説が嫌ならノンフィクションでも科学でも歴史でもいいから、とにかく五十冊読むまでは死ぬな。五十冊読んでみて、それでも死にたいと思ったら、また手紙をくれ。もう一度、話そうじゃないか。 
死にたくなったら読書100冊。そのうち2冊は太宰治。ただし、太宰治は続けて読むなよ

こんなことを言う先生。恋愛の悩みを相談する若者に、
「ソープ行け」とか「ブスでもいいから女を作れ」とか言い放つ。
この人生相談 絶対読みたい…『試みの地平線』。

▼この記事、僕のコンプレックスの正体の一部が分かる気がする。
 もしかして、そうなのかもしれない…程度に

「俯瞰で見る」っていうのは、コンプレックスを生むことにもなるんです。(大槻)

それから、これ。

「ロック病院メンヘラ科」…全くその通りだ。治療してくれ。

オーケンがアタシと同じ年の頃は、どうしていたのだろう。
書いては演って、書いては演っていたのかな。

今は、今日この今……
自分がどうして生きていなくちゃいけないのか、
ぜんぜん分からない。

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小町
おいしいものを食べたいと思います。あとは、本を買います。