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大介護時代を乗り切るために、介護DXは必然

こんにちは。フミオです。
最近、介護の生産性向上についてnoteする機会が続き、私の頭も生産性向上したのでしょうか?私の気持ちがまとめたい、伝えたい!モードになってしまったので、noteしてみることにします。


■もう一度、労働生産性からはじめよう


 労働者1人当たり、もしくは労働1時間当たりでどれだけ成果を生み出せるかを知ることですね。 労働生産性=成果/労働量 となります。
・成果:売上、利益、付加価値
・労働量:労働者数、労働時間

労働生産性の向上は、より少ない労働でこれまでと同じ、もしくはこれまで以上の価値を生み出すことですね。
(ここまで、綴っていると「介護」は売り上げや利益じゃないんだよね~と私が私に突っ込み入れています。読んでくださる方も、ちょっと我慢してね)

では、介護現場での生産性向上には、インカム、見守りセンサー、スマホ等の導入などの設備について考えてみましょう?

■資本装備率と労働生産性の関係から考えてみましょう


 まず、資本装備率について、「1人当たりの設備量」のことです。
装備率が高いほど「機械化が進んでいる、資本集約型」、逆に低いほど「労働集約型」 資本装備率=資本ストック/労働の投入量
・資本ストック:向上、機械、設備などの資産
・労働の投入量:労働者×労働時間

資本装備率が高いと一人当たりの設備量が多いので、労働生産性が高くなる傾向がある(但し、例外もあると思います)となると介護現場では、「介護職員が少なく、労働時間が減り、介護機器を使う」と労働生産性が向上するという考えに至るかもしれないですね。

■では、介護現場での労働生産性を考えてみましょう


 介護現場における資本装備率は、一人当たりの介護支援機器・介護ロボットの設備量となります。記録や申送り、情報のシェア、職員間の連絡、見守りによるcall対応への移動時間減が起こり、介護負担が軽減(無駄にしなくていい時間)が利用者へのケアにつながり質の高いサービスにつながり、介護職員の満足度もあがり、人材の流出が減るといった流れになることです。

しかし、この装備率を上げるには、課題もあります。
1.介護ロボット導入に伴う操作やレクチャーの研修やそれに伴う介護サービスの提供方法に関する仕組みの変更
2.事務作業や移動の負担が減るように介護支援機器の導入、介護職員の専門性とより質の高い介護サービスが提供できるようにする
3.介護職員が必要になってくる現場ニーズへの学習機会とそのプラグラム4.家族などへの説明と理解も必要になってくるかもしれません。
以上の内容に取り組むことが必要になってきます。

■介護現場での労働生産性を邪魔するもの・・。


 介護職員が介護機器を利用し、負担軽減と満足度が上がるという「頭で考えた理屈」がうまく回らないことが往々にしてあります。

介護現場が、これまでのやり方でも業務に支障がない、お金の無駄、そんなことより職員採用して欲しいという、以前のような職場の内外の環境を無視した発想であること。介護機器やその周辺機器の導入で、業務配分が変わり職場内の移動や雇用に影響がでることもあるかもしれません。

さらに、現場が望んでも従来からの外部取引関係者との関係が変更できないことや介護事業所のトップが関心が薄いことや資金面での課題もあるかもしれません。

また、もっと厄介なのは、介護機器導入により、事故対応などへの想定や責任問題も検討していく必要もありますね。

■介護現場での生産性向上と科学的介護(LIFE)の密接な関係 

○ 介護サービスの質の確保及び職員の負担軽減が行われていることの確認については、試行前後を比較することに より、以下の事項が確認される必要があるものとする。
ⅰ 介護職員の総業務時間に占める利用者のケアに当てる時間の割合が増加していること
ⅱ 利用者の満足度等に係る指標(※1)において、本取組による悪化が見られないこと
ⅲ 総業務時間及び当該時間に含まれる超過勤務時間が短縮していること
ⅳ 介護職員の心理的負担等に係る指標(※2)において、本取組による悪化が見られないこと ※1 WHO-5等 ※2 SRS-18等

令和6年度介護報酬改定の改正事項について

以下、WHO-5です。

生産性向上推進体制加算に関する基本的考え方 並びに事務処理手順及び様式例等の提示について

この調査票、LIFEのvitalityindexやDBD13にリンクするような気がしてならないんです。

■本日のお題「大介護時代を乗り切るために、介護DXは必然」です。


 介護DXの目的は、人材不足への課題への取組みといってますが、介護度の軽減による介護度の維持や改善は、介護保険料への跳ね返りでもあると思います。介護保険料=介護職員の人件費といても過言でもないです。

今後、支える世代に保険料の負担や介護負担を負わさないため、以下にも今後私たちが支払う介護保険料も自己負担額1割から3割についても抑えることができると思うんですよね。

そして、この生産性向上がうまく行ったら、日本全体でDXがうまく行き、その結果、労働力の移転が起こり介護業界が負担軽減でき、給与もそこそこになっていたら、移転して労働力が介護業界にくるかもしれませんよね。

あーたくさんnote綴りましたが、今回もくどい内容でごめんなさい。

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