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#221 介護現場の生産向上は誰のため?

おはようございます。フミオです。
今朝は、介護現場のLIFEと生産性向上についてnoteしてみます。
まず、noteする前提に日本も世界も人口の高齢化と少子化が課題になっていることと、カメラやセンサーのデジタル技術など駆使して日常生活の情報を集めて、AI技術・データ分析し処理した内容を私たちの生活にフィードバックする、ということが起きている。

■これまでの報酬改定の流れ
 平成30年の報酬改定概要より、「多様な人材の確保と生産性の向上」をテーマに、人材の有効活用・機能分化、ロボット技術等を用いた負担軽減、各種基準の緩和等を通じた効率化を推進と具体的なポイントが示されました。
○ 生活援助の担い手の拡大
○ 介護ロボットの活用の促進
○ 定期巡回型サービスのオペレーターの専任要件の緩和
○ ICTを活用したリハビリテーション会議への参加
○ 地域密着型サービスの運営推進会議等の開催方法・開催頻度の 見直し
(厚生労働省:「平成30年度介護報酬改定の主な事項について」より)

令和3年の報酬改定概要では、「介護人材の確保・介護現場の革新」をあげて、喫緊・重要な課題として、介護人材の確保・介護現場の革新に対応と具体的なポイントが示されました。

厚生労働省:「令和3年度介護報酬改定の主な事項について」より

人材の確保とテクノロジーを活用して介護介護現場の負担軽減につながることをすすめてきたながらだと思います。団塊の世代が後期高齢者になる2025年と介護人材の不足が背景の大きな理由と思います。

■令和6年介護報酬改定では、どうなったか?

厚生労働省:「令和6年度介護報酬改定の主な事項について」より

・生産性の向上等を通じた働きやすい環境づくり

厚生労働省:「令和6年度介護報酬改定の主な事項について」より

令和6年の介護報酬改定は、
2025年以降の介護人材確保の話から、介護人材不足へ。その背景には、少子高齢化社会による慢性的な人手不足と、現時点では、他業界の賃上げによる介護業界への人材の流入と流出のバランスが崩れたことによる、報酬改定による介護人材への処遇格差改善とICT等の活用で対応した印象があります。

■生産性の向上等を通じた働きやすい環境づくりの本丸は?
 まず、DX(デジタルトランスフォーメーション)ってどんな意味?

ビッグデータなどのデータとAIやIoTを始めとするデジタル技術を活用して、業務プロセスを改善していくだけでなく、製品やサービス、ビジネスモデルそのものを変革するとともに、組織、企業文化、風土をも改革し、競争上の優位性を確立すること

NRI用語解説より

医療・介護DXについては、医療・介護現場に導入して、業務効率化と生産性の向上のように説明をされます。
介護現場で考えると「人手不足をデジタル技術で補い、介護負担の軽減を図る」と言った印象に介護業界とそこで働く人は感じると思います。(介護の質の担保も含め)

これって、本当?何か、しっくり腑に落ちない。

考えなければいけないことは、「手仕事や繰り返しする仕事の消滅」がDXが求めることなだと思うんですよね。
私たちは、昭和の人間ですから、仕事は、就職したら先輩に仕事のイロハを叩き込まれスキルアップして業績を上げて賃金アップと出世して定年退職し
年金と退職金で暮らす!このイメージです。

これからの令和の人間の仕事は、AIやICTを活用して、手仕事や繰り返しする仕事はPCや機械が行い、アイデアやマネできない仕事をするイメージではないでしょか?

■介護はDXは、対人援助だから無理!でいいのか?
 高齢者によりよい質の高いケアサービスを提供することが対人援助職の存在目的であり、介護福祉士の目的は、「介護を失くすこと」が究極の状態です。
であるならば、介護現場でもDXに取り組んで人手不足でも高齢者ケアにあたり無駄な時間を解消していくことが望まれます。でも、この無駄な時間とか、繰り返し仕事と言われると、今noteしている私もどこかカチンと違和感を感じます。(昭和人間だからでしょうか?)

介護の仕事を分かっていない!!!!となりませんか?介護業界のみなさん

50代の昭和人間でも、日常ではスマホ、キャッシュレスとDX関係の恩恵は毎日の生活で利用しなら、生活に取り入れ慣れてきてもいます。介護現場で働く人間も、仕事と生活を別にしては生活支援を生業とするなら、うまく取り入れることが大事と思います。

■今日のnote
 生産性向上とは、繰り返し仕事や軽減できる手仕事を減らす発想力と行動。これが介護現場のDX。その延長に、ケアの質が高くなり、介護負担が変化していく。

次は、LIFEや生産性向上推進体制加算などについてnoteします。


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