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令和6年度介護報酬改定に関する審議報告(案)⑦

こんにちは。午後も介護報酬改定を読み解いていきましょう(^^)/

■令和6年度介護報酬改定に関する審議報告(案)

↑上記をクリックしてください。厚生労働省の社会保障審議会介護給付分科会資料確認できます。

■Ⅱ令和6年介護報酬改定の対応
 2.自立支援・重度化防止に向けた対応
 (3)LIFE を活用した質の高い介護

①科学的介護推進体制加算の見直し
【通所介護、地域密着型通所介護、認知症対応型通所介護★、通所リハビリテーシ ョン★、特定施設入居者生活介護★、地域密着型特定施設入居者生活介護、小規模 多機能型居宅介護★、認知症対応型共同生活介護★、看護小規模多機能型居宅介 護、介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人保 健施設、介護医療院】
   科学的介護推進体制加算について、質の高い情報の収集・分析を可能とし、入力 負担を軽減し科学的介護を推進する観点から、以下の見直しを行う。
ア    加算の様式について入力項目の定義の明確化や他の加算と共通している
  項目 の見直し等
を実施。
イ    LIFE へのデータ提出頻度について、少なくとも「6月に1回」から             「3 月に 1回」に見直す。
ウ    初回のデータ提出時期について、他の LIFE 関連加算と揃えることを可           能とす る。

②自立支援促進加算の見直し
【介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人保健 施設、介護医療院】
   自立支援促進加算について、質の高い情報の収集・分析を可能とし、入力負担を 軽減し科学的介護を推進する観点から、以下の見直しを行う。
ア    加算の様式について入力項目の定義の明確化や他の加算と共通してい           る 項目 の見直し等を実施。
 イ    LIFE への初回のデータ提出時期について、他の LIFE 関連加算と揃える           ことを可能とする。
ウ    医師の医学的評価を少なくとも「6月に1回」から「3月に1回」に         見 直す。 
エ    本加算に沿った取組に対する評価を持続的に行うため、事務負担の軽          減 を行 いつつ評価の適正化を行う。

③アウトカム評価の充実のための ADL 維持等加算の見直し
【通所介護、地域密着型通所介護、認知症対応型通所介護、特定施設入居者生活介 護、地域密着型特定施設入居者生活介護、介護老人福祉施設、地域密着型介護老人 福祉施設入所者生活介護】
  ADL 維持等加算について、自立支援・重度化防止に向けた取組をより一層推進す る観点から、ADL 維持等加算(Ⅱ)における ADL 利得の要件について、「二以上」 を「三以上」と見直す。また、ADL 利得の計算方法の簡素化を行う。

④アウトカム評価の充実のための排せつ支援加算の見直し 【看護小規模多機能型居宅介護、介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設 入所者生活介護、介護老人保健施設、介護医療院】
  排せつ支援加算について、介護の質の向上に係る取組を一層推進する観点から、 以下の見直しを行う。
ア    排せつ状態の改善等について評価に加え、尿道カテーテルの抜去につ           い ても 新たに評価を行う。
イ  加算の様式について入力項目の定義の明確化や他の加算と共通してい      
  る項目 の見直し等
を実施。
ウ  初回のデータ提出時期について、他の LIFE 関連加算と揃えることを可
  能とす る。

⑤アウトカム評価の充実のための褥瘡マネジメント加算等の見直し
【看護小規模多機能型居宅介護、介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設 入所者生活介護、介護老人保健施設、介護医療院】 褥瘡マネジメント加算(介護医療院は褥瘡対策指導管理)について、介護の質の 向上に係る取組を一層推進する観点から、以下の見直しを行う。
ア    施設入所時又は利用開始時に既に発生していた褥瘡が治癒したことに          つ いて も評価を行う
イ    加算の様式について入力項目の定義の明確化や他の加算と共通している 項目 の見直し等を実施。
ウ    初回のデータ提出時期について、他の LIFE 関連加算と揃えることを可            能とす る。
P36~38

社保審-介護給付費分科会 第 235 回(R5.12.11) 資料2

LIFEについての見直しは、
・各加算の帳票に共通項目を重複入力をしなくてよくすること
・データ提出の期限が「6カ月に1回」を「3か月に1回」へ修正
 これは、老健の短期集中リハビリテーションの評価にあったのと同様で
 データの質のアップと利用者ごとの個別化への対応のような気がします。
・他のLIFE関連加算と揃える
 これは、データ提出が細かくなる中で、事務作業が煩雑化を防ぐことへの
 対応と、実は、「リハビリテーション・機能訓練・口腔・栄養」の一体的
 な対応へすることへの配慮のような気がします。

※気になるポイント
 ②自立支援促進加算の見直し
 エ    本加算に沿った取組に対する評価を持続的に行うため、事務負担の軽          減 を行 いつつ評価の適正化を行う。

  これ、軽減を行いつつ、「評価の適正化」➡単価を下げることだよね。
  300単位がどうなのか?細かい要件が気になります。

  私、個人の予想は、自立支援促進の計画書の表は、「軽減」は共通項目  
 の見直しで対応し、「評価の適正化」は記載項目の記載の有無にて(例え
 ば、科学的介護推進体制加算の「服薬」の有無のようなもので単位数を2
 段階にするのでは?)と考えています。


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