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念願のワヤン・クリ

金曜日に東京国立博物館で、ワヤン・クリの上演があることを知って、急いで都合をつけて駆けつけました。

かなり早く先着で締切になると聞いていたのに結構ギリギリに到着して、これはだめかもと思っていたのですが、見ることができました。

舞台に集中して演目を上演するというより、お祝いやお祭りの場を盛り上げるために、大筋はマハーバーラタをなぞりつつ、その場に合わせていろいろな即興ネタを入れて語ったりするようなものなのだということがわかりました。

人形の造形も影が演じるということもとても美しく幻想的なので、少しかしこまって見るものかしら…などと勝手なイメージを持っていましたが、ちっともそんなことはなく、とても親しみやすく、敷居が低く、とても楽しいものでした。

ガムランの生演奏の余韻の強い響きと、民謡のようでオペラのようでもある美しい歌声も影の世界にとてもあっていた。
ちなみに裏から見ても表から見てもいいそうです。

暑い夜に、何かの串焼きみたいなものとか焼きそば的なものを持って、ビールを片手に見物したり、誰かとおしゃべり半分に見たりちょっとぶらつきながら見たりしたら最高だろうな〜という感じでした。

夜8時から朝の4時頃まで夜通しの上演をするので、現地でもご飯を食べたりお酒を飲んだり、寝転がったり、一回帰って寝て起きてまた来たり自由に過ごすそうです。楽しそうです。

ツイッターを見ていたら、「影絵は夜から出られないので、夜から日の出前までの上演なのだ」というようなことが流れてきて、なんだかいいなと思いました。

上演前に人形と同じ面のダンサーの方が踊ってくださったので、なんとなくスクリーンの世界とこちらの世界が曖昧になったような気がしました。

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