相棒を片手に

敬愛するカメラマンさんから「おきさんの写真は優しい」と言っていただけて、すごく嬉しくなってしまった私はフィルムカメラを買った。

できるだけシンプルなものが欲しくて、手に入れたのはコダックのピンクのカメラ。写るんですを使いまくっていたが、最近は売ってないことも多いので。これで日常を切り取りたい所存だ。

カメラを持つようになってから、まだ数日なのだけど、街を歩く時のテンションが変化した。なんとなく歩いていたり、マップ片手に画面と睨めっこだったのがちょっと勿体なく感じるようになって。切り取りたい瞬間を見つけるのが楽しくて。

毎日を愛おしくするために、私は3 good thingsをメモしているのだけど、カメラを持ったら、また毎日をさらに愛おしく思えそうだ。

年々自分の毎日が好きになっていく。卑屈で悪口ばかり言っていた自分に、口が悪い自分にサヨナラしたくなったあの頃。とは言いつつも、簡単には変われないと思っていたけど、気づけば順調に変化できているのかもしれない。そうだったら嬉しい。