見出し画像

お互い疲れている日のお話

こんにちは、一人ひとりに合った居場所作りを応援している伊藤裕子です。

私には、先日6歳になったばかりの1人息子がいます。
その息子が、久しぶりに大泣きしました。
発端は、私に怒られたから。

「お風呂の時間だよ」と伝えても、なかなかYouTubeがやめられない。
最終的に「決めた約束事を守れてないね」と注意され、シュンとする息子。
むつけながら「ママ抱っこして」と甘える。いつもの流れ。

「ママは抱っこしないよ。自分でお風呂場に来なさい。」
そうして私は、1人でお風呂場へ行きました。

息子は遅れて、半べそ顔でやってきます。
そしてそこから、泣き始めました。
段々とヒートアップしていく息子。
「ママに怒られたのが嫌だった」

この展開になることは想像できました。
いつもなら、抱っこはできるだけするようにしています。
求めてくれる限りはしてあげたいと思っているのです。
けれど今回は、私の心に余裕がありませんでした。

今思えば、もっと伝え方を工夫すれば良かった。
怒られたと思っている時点で、適切な対応ではなかった。
そもそも、ずっとYouTubeを見ている状況にさせているのは私。
「ママ遊ぼう」と言われたら困るから。
YouTubeに子守りをさせながら、都合のいい時だけ
「お風呂の時間」だから見るのをやめなさいと注意する。

勝手なのは私の方だったのです。

「ごめんね、ママの言い方が悪かった。怒ってごめんね。」
息子は泣き止まず、大きな声で叫び続けます。
よく見ると、涙が出ていない。
(泣いてないじゃないか・・・)

それでも息子は、大声で泣きわめく。
その声を聞きながら、再び涙を流すのです。

「ママに怒られて嫌だった!」
「もっとYouTube見たかった!」
「幼稚園疲れたの!」
「抱っこして!」
ママ!ママ!ママ!!

息子からあふれ出る本能的な訴えを
全身で浴び続けます。
気を抜くと、私まで涙が出そうになるので、グッとこらえます。
ただただ、息子が落ち着くまで、息子の声を受け止めるのです。

泣き疲れて、あっという間に寝てしまった息子。
私を求めて、膝の上で寝てしまいました。
愛おしい寝顔。

張っていた気持ちがふっと緩みます。
疲れた・・・
涙が出てきました。

息子よ、ごめんね。
ママもね、疲れていたんだよ。
本当に本当に、あなたのことが大好きなのよ。

お風呂の時間なんて気にしなければ良かった。
息子に優しくするように、自分にも優しくすれば良かった。


疲れた日は、こんな風になってしまうこともあります。
自分がどのくらい疲れているか、しっかり把握すること。
そして時には、手を抜くことも大切なのかもしれません。

子育て中の皆さん、毎日本当にお疲れ様です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


子育てや日々のことなど、音声でもお届けしています。
良かったらこちらも聞いてみてくださいね。


よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは、noteを書く時にほっと一息つけるお茶代に使わせていただきます!