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それだけのこと 20240405

今日、またひとり、友人が豊島を旅立っていきました。

行き先は外国で、豊島に帰って来るかは未定。

いつかまた会える。

そう思っていても、今まで過ごした時間が押し寄せてきて、見送りのみんなの一番うしろで泣きそうになりました。

そんなに多くの時間を一緒に過ごしたわけじゃない。
そんなにたくさんの歌を共に口ずさんだわけでもない。

でも長さでもなく量でもないんだよな。

ただ、顔を合わせた時に、一緒に笑い合うことが、とても心地好かった。
それだけのこと。

でもそれだけのことが、暮らしの光になることがある。

ひととひととの関係の中では特に。

今頃は東京への飛行機かな。

彼女を想いながら、空を見上げる。

風のようなひとであり、土のようなひとでもあったから、流れてゆきながら、気に入った土地にそっと根をはって暮らしてゆくのだろうと勝手にイメージしています。

どんな場所にいても、しあわせでいてくれるといいなぁとおもいます。

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