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みずみずしい未来 20240402

昨夜、ナオさんとラヂオを収録しながら、別れ=旅立ちなんだって、唐突にはっきりと感じました。

そんなこと、昔からみんなわかっている当たり前のことなのかもしれないけれど、昨日はその当たり前の認識をさらに深めた夜でした。

次のステップへ進むための別れが旅立ちであることはもちろん、たとえば、それが最期の別れであったとしても、それはまた別の世界への旅立ちであり、そう考えることで、その魂も、生きているわたし達も、前に進めるのだとおもいます。

きっとまた逢えると信じて。

なにかを考えたり、選んだりするときは、できるだけ希望に近いとらえ方をしてゆきたいと、年をとってからますますおもうようになりました。

なにもしなくたって、現実は残酷だし、だったら、自分の脳みそくらいは春色のケースに入れておきたい。

豊島でも桜が咲き始めました。

さくらの「さ」は「未来を示す」という意味があると聞いたことがあります。

そして、「くら」は「かみさまのいるところ」という意味が。

桜はきっと、明日への祈りを抱いた花木なのです。

満開の桜の下に渦巻くものは孤独だと坂口安吾は物語りました。

その孤独の先にみずみずしい未来を選ぶこともできるのだと知っているからこそ、桜の花びらは潔く散るのでしょう。

今日は豊島の桜に逢いに行ってきます。

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