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スペイン留学していた先輩が就活の時に一番困ったことはやはりこれだった!

こんにちは!タピオカ留学のCOLORです!
今回は、台湾留学を終えて23卒の代で株式会社ENEOSマテリアルに就職した中村さんにインタビューしてきました。
中村さんは台湾の逢甲大學に留学し、その留学中にスペインにも留学されています。

・企業選択就活の際に何を基準にしていたのか?
・やっていた自己分析はどのようなものなのか?

中村さんの実体験に基づいた体験談を詳しく語っていただきました!

※こちらの記事は後編になります。
まだ前編を読んでいない方は、ぜひそちらも見てみてください!



2. 経歴・入社までの経緯

 就活中の情報収集

運営:
その情報収集していく中でどんな情報を見ていましたか?

中村さん:
そうですね、実はその海外大生向け就活サイトで多分20社か30社くらい選択肢があって、ESの締切が早いところから見て行ったんですけど、その中で私が特に見たのは、自分自身海外駐在もしたかったし海外営業とかもしたかったと言うのもあって、最初は国内の仕事になっても将来的に、しかも近い将来に海外で働けるチャンスがある会社で働きたかったのでそこを見ました。
40代50代とかになってやっと海外駐在する、若いうちからの海外赴任のチャンスが無い会社とかは候補には入らなかったですね。
まぁあとはやっぱ給料ですね。

運営:
やはり給料は企業選択において大事でしたか。

中村さん:
そうですね。
その選択肢の中で一番給料が高い会社が今働いているENEOSマテリアルだったので、ここに決めました。
グローバルな会社っていうのがほとんどやったけど、グローバルの中でもどうグローバルなのか、私たちがグローバルになれるチャンスはあるのか、グローバル化するのに若手をこう言う風に育てようみたいなのがわかる会社にしましたね。

運営:
なるほど。
その早いうちから海外駐在できるって言うのは、何を基準に考えて見ていましたか?

中村さん:
これは完全に私の話なんやけど、ENEOSって名前に入っとけば、ENEOSってみんな知ってるから、大企業の名前はありつつもENEOSマテリアルは新めで意外と中小企業なので、本当に聞いたこともない会社やったら会社大丈夫なんやろうかとか不安もあったんですけど、ENEOSっていうネームバリューもありかつ大元にENEOSって言う大きいバックグラウンドもあるって言うところを選びました。

大きすぎてもその中で海外駐在ってむずいやろうなっていうのもあったんで、各条件を見て良いなと思ったところにしましたね。

運営:
なるほど。
そこがポイントだったんですね!



企業比較で重要視したポイント

運営:
ESの期限や給料以外に企業比較する際に見ていたポイントってありますか?

中村さん:
実際福利厚生も見ましたが、就活のノウハウを色々知っている人やったら多分そのウェブサイトとか採用情報を見て、福利厚生の良し悪しもパッて分かると思うけど、それすらも分からないので、結局あまり重要視していませんでしたね。

他に見たところで行くと、在宅勤務とかレックスタイム制とかも見ましたけど、みんな書いているので正直それを判断基準にできるかって言わたらそうでもないし、結局入ってみて部署でフレックスあんまり採用してませんとか、在宅しにくいですとかあるのであんまり参考にできないですね〜。



業界の決め方

運営:
ではこの業界に特別行きたいと言うのはあったのでしょうか。

中村さん:
実際に企業を見ていく中で、電気の会社とかあったし製薬会社もありましたけど、メーカーの中でもゴムのメーカーにした理由としては、うちは主にタイヤをメインでやっているんですけど、タイヤって移動手段だし、車がある限りまずなくならないって言うところですね。
業界的にこの会社の将来も見えてここにしましたね。

運営:
そうですよね。
ENEOSマテリアルって合成ゴムの会社ですもんね。
事業自体も結構研究メインですよね。

中村さん:
そうそう。そうなんです。
それこそ私の同期で文系1人で事務系1人でその他みんな理系なんだけど、工場が日本に3つと海外に2つあるんやけど、日本の3つの工場に同期があと 7人おるんかな、その中には東大の博士とか東京理科大とか、すごい人がいっぱいいて、そういう人たちはやっぱ毎日研究とかそっち系で採用されていますね。

事務系の本社は従業員200人ぐらいでそれ以外の1100人ぐらいはみんな研究職とかですね。

運営:
なるほど。
業界的に見て も将来性があるところを選んだって言う感じなんですね。

中村さん:
そうですね。
倒産されたら困るし、タイヤだったら無くならないかなっていう感じですね。



3. 面接や選考等

海外大生がよく聞かれる質問

運営:
面接でよく聞かれた質問なども聞いていきたいのですが、先ほども言っていた「なんで中国じゃなくて台湾なの?」みたいな質問は真っ先にされた質問だったのでしょうか。

中村さん:
私にとってこの会社の一次面接が人生最初の面接やったんですけど、そこで「よろしくお願いします」って始まって軽く自己紹介したら「なんで台湾?」って聞かれたんですよね。
ガクチカとか長所短所とか私もう必死に徹夜で覚えたのに、「なんで台湾?」って聞かれて、そこで飛んじゃいましたね。

運営:
確かに、自分で色々準備していたのに思いもよらない質問をいきなりされるとびっくりしちゃいますね。
その他にも留学生ならではの質問などはありましたか?

中村さん:
印象に残っている質問としては、逆に「なんで日本の大学じゃないの?」っていうのも聞かれましたね。
なんか日本の大学の学生のイメージってサークルとバイトとみたいな感じだったので、それは時間がもったいないなって私は感じていたって言う風に話しましたね。

他には「外国人として何が苦でしたか?」とか「1番どんなことに困りましたか?」って聞かれましたね。
逆に「どんなこと頑張りましたか?」っていうよりも「何に1番苦戦した?」とか「何が1番嫌だった?」みたいな質問が多かったですね。
自分に限らずみんなもそういう辛い経験とか留学中にしていると思うんですけど、外国にいるので日本におったらこんな経験してないのにみたいな経験を話して、そこから「忍耐力つきましたね」みたいに話せたので、よかったですけど。

運営:
どれもよく聞かれる質問とは違う感じですね。
結構予想外の質問だったと思うんですけど、

中村さん:
いやそうなんですよ!
色々Googleで聞かれることとか調べてあって、めっちゃ準備したのに、「1番印象に残ってる授業何?」とか聞かれましたもんね。
そんなんさ書いてないじゃないですか!Googleに!

それでもうあわあわしましたけど、でもなんか面接もとても硬いと言うよりは、おじさんとおしゃべりみたいな面接やったんですよね。
だから意外とそういう面では、形式どうりやっているわけではないのかなっていう印象は受けましたね。

今ので大丈夫?っていう感じで面接は終わり一次面接合格ですって来て二次面接だったんですけど、
「二次面接は東京に来て社長と会いませんか」
みたいに言われたんやけど、私スーツ持ってなくて
「東京来れる?」
って聞かれたので採用担当の人に
「スーツ買います!」
ってあたふたしていたら
「ああいいよ、スーツいらないよ」
みたいに言われまして。でも、いらないって言われたけどこれで東京行かなくて落ちるぐらいだったら
「スーツ買って行けます」
みたい な言ったら
「もうそんないいって、もうスーツとかうちの会社では着ないから」
って言われて、そのまま二次面接も結局おしゃべりして終わった感じですね。

運営:
とても雰囲気が硬くない感じや予想外の質問をされると正直拍子抜けしてしまいますよね。
面接ってやはり緊張してしまうものなので、そこで拍子抜けな質問をされると覚えていたことも忘れてしまいますよね。

中村さん:
そうそうそう。そうなんですよ。
そこで話していたら急に
「あなたの強みと弱みを教えてください」
とか聞かれるので
「あ、ちょっと待ってください・・・」
みたいな感じでしたね。



4. 就活時のネックポイントと不安

就活中に困ったこと

運営:
就活中に困ったことや辛かったことはありますか?

中村さん:
時差の問題は本当に困った。大変でしたあの時は。
3時から始まるって3時起きじゃだめなので、それもきつかったしそれを続けるのも、なんかもうアホらしくなるんですよね。
たまに自分何やってんのみたい。

あとはその就活のこと何も知らなかったので、誰も教えてくれる人おらんし、仲の良い先輩とかいれば、また何か変わったかもしれませんけど。

なのでES書いても誰も見てくれんかったのは嫌でしたね。
自分でエントリーシート書いたけど、これちょっと日本語稚拙じゃないかと思うこともあって、日本の大学を出た人たちはもっとかっこいいESを書いてて、私は〇〇だと思いましたみたいな内容の薄いこと書いてないのかなって不安になっていましたね。
我々留学生は日本語弱いというか、弱くなるわけですよ。

運営:
そうなんですよね。わかります。

中村さん:
結局この質問に対しての答えがこれで十分なのかみたいな、これに関しては書面で書くこともあるし面接用に準備する日本語もあるし、自分の解答はリクルーターの人が欲しいが回答できている自信がなくて、それを誰に確認することもできんから。
日本の大学やったら多分あるわけですよ。そのま先輩のES集とかを参考にするとか。

でもそういうのを誰にも聞くことができず、就活0の段階の時は「おいおいこれちょっとどうすんだよ」みたいな感じはマジでありましたね。
まじで誰に見せたらいいかわからんし。



どのようにESを作成したのか

運営:
その時はどのように対処したのですか?自分で添削しましたか?

中村さん:
私は海外大生向け就活プラットフォームの人に見てもらいましたね。
一回くらいその添削はしてくれましたけど、それが一番不安でしたね。

運営:
確かに先輩も特にいない状況でどのように添削するかは不安になりますよね。

中村さん:
そうですね。
留学している=内容が濃くなるのはわかるんですけど、じゃあ200文字とか300文字の中に自分が伝えたいこと全部入れるじゃないですか。

しかも伝えたいことプラスで自分の強みもちらっと見せていかないかんわけじゃないですか。
頑張りましただけじゃいかんくて、こうした結果こう言うものが得られましたみたいな。
そういうのも書かんといかみたいになっても、就活0の状態でそんなもうわからないじゃないですか。



5. これから就活する海外大生にメッセージ

運営:
最後に今海外の大学に在学されていてこれから就活する方へメッセージをいただきたいです!

中村さん:
そうですね。
まず留学しとる時点で強いので、一社も受からなかったらどうしようっていう不安は絶対にいらないと思います。
もうすでにあなたは濃ゆいので、存在が。

そして卒業後に始める就活も全然遅くはないと言うことですね。
海外大生でも4年生とか3年生ととかで就活を 始めとる人も周りにおるやろうし、日本の友達とかも3年生になって就活を始めとる人もおるやろうし、自分まだ何も始めてないオロオロみたいな人も絶対おると思うんですけど。
私もそうやったけ、夏から始めたからってもういい就職先ないとか、そういうわけじゃないと思います。

ただ良い学生を取りたい企業が多いわけで、毎年毎年ちょっとずつ採用の時期が早くなっていて、例えば私がこの会社入ったのは夏の採用やったけど、もう今は事務系は夏に採用してないしみたいな感じで。
実際にそういう注意点もあるので、就活の世の流れみたいなのも知っとくといいかもしれません!
就活のノウハウだけじゃなくて企業側の傾向とかも見ると言うのが大事になってきているなと思います!

運営:
ありがとうございます!



6. 最後に

今回で株式会社ENEOSマテリアルに就職した中村さんのインタビュー内容はこれにて終了!

実際に留学終えて日本に帰国してから就活する方も多くいる中で、その就活にスムーズに入れるように、今の就活についてある程度調べておくことは必要なのだと思います。

しかし中村さんも言っていた
「就活のノウハウだけじゃなくて企業側の傾向とかも見る」
と言うのはこれから仕事していく上でも大事になっていくと思うので、今就活をしようと考えている方はここからでもやってみてはいかがでしょうか!?

執筆者:Shantai


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