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紅葉の秋。 落ち葉の美しさが、心に閉じ込めた創作意欲のスイッチを入れてくれる。

 今月と来月、地元の商工会の「まちゼミ」というイベントに出展しています。
 まちゼミは、商店街のお店が自社で開催する小さな「ゼミナール(ゼミ)」。地域のお客様との交流を目的としたイベントで、それぞれのお店が自分の仕事の分野において、開催しています。

 美容院なら髪のアレンジ方法、呉服屋さんは着物の歴史、靴屋さんは足の大切さについて講義したり、接骨院はストレッチ講座など、バラエティーに富んだ面白いセミナーに気軽に参加できます。

 岡崎市の商店街から全国に広がり、いま「全国一斉まちゼミ」開催中。通常は商店街が行うイベントなのですが、私の住んでいる地域は商店街と言えるようなものがない、小さな町です。商工会のかたがこのイベントのことを知って、町おこしのような感じで主導してくださってます。

 昨年は感染症の影響であまり人の動きがなかったのですが、今年は私もお申し込みを頂いて、自宅アトリエでこじんまりと開催しています。

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まちゼミ 落ち葉

 私の企画は「落ち葉を描いてみよう」です。
 こちらは先日、ご参加者さまと一緒に描きました。うちの庭には黄色い葉しかなかったのですが、ご参加のかたが赤い葉をいくつかお持ちになっていて、私にも分けてくださいました。

 絵の具を使うのは中学校以来ということだったので、水彩の練習から始めました。実際に落ち葉を描いたのは1時間弱だったと思いますが、とても楽しそうに描かれて、できあがりも素晴らしかったです。また一つ、世に出ていない才能を発掘した思いでした。

 こんなふうになんとなく敬遠してしまって、絵ごころを閉じ込めてしまったかた、多いんじゃないかな、と感じています。紅葉の美しさが、そんな人たちの表現活動のスイッチを押してくれたら素敵だな、と思います。


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