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200518 ゲームの話。


子供の頃から、あらゆるゲームが苦手だった。
勝つのも負けるのも忖度されるのも何かを賭けるのも苦手だ。

5歳くらいの頃の、飴を賭けたトランプなんか最悪だった。負けたのが悔しくて泣いているだけで、仕方ないなあって言って飴を分け与えられた。飴が欲しかった訳じゃない。己の実力のなさを思い知って悔しかっただけなんだよな。哀れみの飴、もう一生あんなもの食べたくない。

飴じゃなくて、そう、最近のゲームについて。
「みる」と「できる」を覚えた話をしたい。


【観る】
youtubeで実況を観ることを覚えた。ゾンビだろうとホラーだろうとアクションだろうと、自分がコントローラーを持っていないというだけで安心して観ていられる。
私はタイムリミットがあるなり生死が関わるなり戦うなりに直面するのがとても苦手で、緊張してボタンを押せなくなってしまう、もしくはすぐに電源を切ってしまう。テトリスも苦手だったな。

ゲーム実況をする人たちはゲームが好きで、できないことをいかに乗り越えていくか、というのを楽しめる人なんだなと思う。

「出来ない」をネガティブに捉える脳を持っているので、たとえ自らプレイするのが苦手でも、誰かが楽しんでいるのを見られるのはいいな、ゲームは楽しむためにある物だもんな、と最近は思っている。


【できる】
そんな私が最近できているのが、『Sliday』と『四川省』というゲーム。

『Sliday』はブロックパズルというか、テトリスとは逆に、下から沸き上がってくるブロックが横一列に揃ったら消えて、どのくらい消せたかのスコアが出るというやつ。
テトリスと違う点は、時間制限が無いこと。
動かすコマを落ち着いて選べるのがうれしい。

あと『Sliday』の特徴として、コマを猫に変えることができるのが大きい。はじめは猫を消すことに戸惑いと違和感があったんだけど、「次々に現れる猫の霊を成仏させているんだ」と思うととたんにやる気が溢れてきた。
この猫がめちゃくちゃ可愛くて、まばたきをしたりきらきらのエフェクトがかかっていたりするのでぜひ見てほしいな…

『四川省』というのは、『上海』とかと同じ系列の、麻雀の牌をルールに従ってペアで消していくゲーム。 これがネット上で無料で遊べるのはすごい。
『上海』は立体に組んだ牌を消していくもので、サイトやアプリによっては消せる牌が色ちがいに表示されるんだけど、私がはまった『四川省』は平積みで色変更無しなのがいい。ベストタイムが記録されるので、戦うのは過去の己のみというのも気兼ねなくて私は好きだ。
ちなみにはじめてクリアしたのが昨日でタイム21分、今日の昼に10分を切って、最新のベストタイムは5分46秒……。
目の慣れというか、自分へのパターンの組み込みがうまくいったんだなと思っている。


ゲームは楽しい。
苦手ではあるけど、模索していくのは大事だな。脳みその特定の部分の働きが良くなる気がする。

出来ないのは嫌いだけど出来るようになるのは好きという厄介人間なので、手の届く範囲のゲームを続けたいと思う。


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