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城向由佳さん「シニア世代が若者にもたらすもの」

株式会社 J Enterprise 代表取締役 城向由佳さん
ダンスと歌のスクール「J☆DANCE STUDIO」(大分市横尾東町)を主宰する城向由佳さん。小中高生に加えて、65歳以上の男女で構成されたヒップホップダンスチームを指導されています。その名も「JBRevolution(じいちゃん・ばあちゃんたちの革命=JBR)」。これまで「お元気シニアの大文化祭ーおおいた終活フェアー」でもパワフルなステージを披露してくださいました。大分から全国、そして世界へ。大きな夢を発信いただきました!

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皆さん改めまして、こんにちは。
株式会社J Enterpriseの城向由佳と申します。
私は大分市横尾にスタジオを構えるJ☆DANCEと言うHIPHOPダンスや歌のエンターテインメントスクールの経営兼インストラクターをしております。

本日は、「シニア世代が若者にもたらすもの」についてお話します。
普段は体を張ってお仕事をしているので、こういった機会は慣れていませんので、気持ちでお伝えさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

まずはこちらを見てください。

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カラフルでダボダボの服に、深くフードをかぶり、スタンバイをしています。若者ではなく、イケイケの格好で踊る65歳以上のシニアヒップホップダンスチームJBRです。

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「HIPHOPダンスは若者がするもの」という概念があるかもしれません。
そんな概念を取っ払って皆さん生き生きと踊っています。

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では一体、JBRとはどんな意味なのか?
分かりますか?
スバリ「おじいちゃんおばあちゃんの革命」です。

現在、県内は大分市金池と横尾の2箇所と別府、そして2021年4月に名古屋でもスタートしまして、約60名ほどのメンバーさんがいらっしゃいます。
2022年には東京でもスタートする予定になっています。

では、まず私の簡単な経歴と自己紹介をさせて頂こうと思います。

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1982年、大分県大分市生まれ。趣味は旅行。コロナの前はニューヨーク、ロサンジェルス、ラスベガスなど本場に行って、究極のエンターテインメントに触れるのが大好きです。
そのほか映画、ライブも好きで全国を回っています。
水泳が特技で、オリンピック選手と練習するほど打ち込んでいました。そのほか、剣道七段の母の影響もあり、居合道など武道も一緒にやってきました。

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小さい頃から人前で歌ったり踊ったり、とにかく表現すること、目立つことが大好きな幼少期を送っておりました。
その頃世の中を賑わせていた安室奈美恵さんはじめ、SPEEDやDA PUMPに憧れ、高校を半年で中退。
それから半年間、学費を貯めるためにパン屋さんでアルバイトをし、安室さん達が通った沖縄アクターズスクールで9年間ダンスと歌、インストラクターとしても学んでおりました。
もうやり尽くした私は、ダンスをするつもりもなかったのですが、その頃勤めていたパン屋さんの同僚から「ダンスを教えて」と言われたのをきっかけに、2011年、知り合いだけを集めて小さなダンスサークルのようなものからスタートしました。そこからクチコミで少しずつ生徒が増え、4年後には自身のスタジオを持つようになりました。

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「J☆DANCE スタジオ」をオープン。現在は210名の生徒が在籍しています。

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J☆DANCEは、ダンスや歌、殺陣などジャンルにとらわれる事なく、子供からご年配の方まで、幅広い年代の方々に楽しんでもらえるようなエンターテインメントを提供する事を目指した団体です。

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JBRevolutionは今から4年半ほど前、2017年2月にスタート致しました。
きっかけは、「はじまりはヒップホップ」と言うドキュメンタリー映画でした。

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映画で感銘を受け衝動的に結成
ニュージーランドに実際ある、平均年齢83歳以上のヒップホップダンスチームが、ラスベガスである世界最大のヒップホップダンスの大会に出場するまでの過程を描いたもので、
その映画に衝撃と感銘を受けまして私もこんなチームを作りたい!!と。思い結成に至りました。

最初はただ、楽しむだけの時間だったのが、「私の方が上手いわ」「私がセンターよ」と欲が出てきたり、歳を重ねているからこそ、起こってくる病気の問題など、色んな壁を乗り越えながらもラスベガスのステージに立ちたい!!と1つの目標に向け奮闘するストーリーです。

それを観て衝動的に始めたのが「JBRevolution」です。
新聞で募集をしたところ、想像以上に反響があり沢山の問い合わせがありました。
その中から、実際にスタートしたのは12名でした。

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子供のレッスンとは全く違う内容で、とにかく、無理はしない。自分の体の事は自分が一番よくわかっているので、自分の体は自分で守る。できない事も笑い飛ばせ。これらをモットーに進めていますが、もう、物凄く楽しくて、何をしても笑ってくれるんですよね。
誰よりも私が一番楽しんでるんじゃないかってぐらい幸せを感じるんですよ。
皆さん、長いこと生きてきていろんな経験をされてるので、怖いものがないからこそ、エネルギーも物凄くて!「もっと難しいのを教えて」どんどん意欲が湧いてくる。皆さんから元気をもらっている。今の若者より元気があると感じている。

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そんなこんなで半年後スタジオの発表会でいいちこ音の泉ホールのステージに立つ事になります。
800人のお客さんの前で堂々と、そして一生懸命踊る姿に感動の嵐でした。

練習の時から感じていたんですが、シニアメンバー自身が楽しんでいるのはもちろんなのですが、一緒にステージに立つ若者達が感動し、観ている方々への刺激や影響も大きかった。涙を流している姿が多く見られました。
子供達も踊れる事がどこか当たり前になってる中で、慣れない中、ぎこちないながらも一生懸命頑張っているシニアメンバーの姿は、本当に輝いて見えたんだと思います。
そういう意味でも、もっともっと「JBRevolution」を日本全国や世界に発信したい。

TikTokで40万回再生「バズる」
そして、その時の動画を若者に流行しているTikTokに投稿したら、40万回再生で、俗に言う「バズる」と言う現象が起きました。日本中から150以上のコメントがありました。
「すごーい!こんなおばあちゃんみたいになりたい!」「年齢関係なしに好きなことを見つけられるって素晴らしい」「グッときちゃいました。これからも皆さんが元気に続けられますように」「老後の可能性が見えた。私もヒップホップをしたい!」「彼氏とケンカして泣いてたけど、この動画見てどうでも良くなりました」「ウチのおばあちゃんにもして欲しいなぁ」「いくつになっても挑戦しようとする気持ちに感動した」「すごすぎる!それぞれ家庭もあって、年齢的にもお世話をしないといけないこともあるだろうに、練習する時間を確保してこんなに輝いているなんて」「素敵すぎる!元気をもらいました」「お年を召すと、みんなで練習して発表する機会があるっていいですね」「練習から楽しそうにしていて。コロナが早く収束するといいですね」などなど。

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それを見て私は世の中まだ捨てたもんじゃないと思いました。
それでは、こちらの動画をご覧ください。

映画のようにラスベガスのステージに
JBRのメンバーの夢が、私がこれをやり始めるきっかけにもなった映画のように、みんなでラスベガスのステージに立つ事なので、その夢をできるだけ早く叶えられるようにしたい。
ただ、ステージに立つことだけが重要なのではありません。
残りの人生、できるだけ元気で楽しくワクワクしながら生きられるような、その手段にこのチームがなって行けたらと思います。レッスンに通うだけで楽しい気持ちになって欲しい。
いろんな目的を持った方々が違和感なく一緒にいられる空気を作っていきたい。そんな場を全国、世界に広がっていくことを目指していきます。
シニア世代が輝く事で、それがまた自然と若者達の希望にもなっていくと信じています。
これからも頑張っていきます。
ありがとうございました。

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