「ついてきてくれる人が折れないようにしてあげたい」YK(やまだ)
久しぶりのカレッジ生インタビュー。今回はヴェルディカレッジでは珍しい、理系男子高校生の登場です!
インタビュワー・執筆:高井ろみた
カレッジ生FILE NO.4 YK(やまだ)
ーーまずは簡単な自己紹介をお願いします。
「YK(やまだ)といいます。都立の高等専門学校に通っていて、普段はエンジニアになるための電子工学系の勉強をしながら裏ではサッカーの戦術ブログを書いています。」
ーーこちらのヴィッセル神戸についてのブログですね。いつ頃からやっているんですか?
「去年の半ばころからなので始めてから7、8か月くらい経ちましたかね。やり始めたきっかけは2018年にらいかーるとさんが書いた、サッカー日本代表に関する記事を読んだことです。こんな見方があるんだ、と感じて自分でも面白いものを書きたくなり、勉強してから始めました。」
ーーそうだったんですね。サッカー記事はよく読んでいたんですか?
「サッカーだけではないですが、インターネットでよくネットサーフィンをしながら情報を集めていた、という感じですかね。実はヴェルディカレッジを知ったのも、サッカーのニュースを見ているときにたまたま発見したというのが始まりです。」
ーー情報収集力の高さがうかがえますね。
ーーヴェルディカレッジにはどんな狙いがあって入ったのでしょうか?
「色々ありますが、主に2つありました。1つは人脈作りです。私はサッカーが好きで、その中でも戦術的な部分が好きでした。それもあってコーチ・指導者の道に興味があったのですが、いろいろと調べてみたら、元プロサッカー選手がライセンスを取ってからなるという道だったり、サッカークラブの下部組織から経験を積んで目指す、という道くらいしかないことが分かったんです。そのため『クラブ関係者の人とつながりを持ちたい』、という気持ちもあって応募しました。
もう1つは普段と違う世界を知りたかったからです。先程も言いましたが、学校が電子工学系で理系の学生としか顔を合わせないんですね。だったら学校外でもう少し自分の世界・考え方を広げたい、と考えていました。また、普段やってること以外の分野は自分にとってどうなのか、ということも知りたかったため、ヴェルディカレッジはなかなかぴったりでした!」
ーーなるほど。やまだ君のニーズにドンピシャだったんですね!
ーーではヴェルディカレッジの前期の活動を振り返ってみてどうでしたか?
「色々ありましたが、少しは成長できたと思います。資料作り、プレゼンの仕方はもちろん、発言の仕方も。あと最初は自信なかったですけど、自分のできること・できないことがはっきりしてきて、自信が持てるようになりました!」
ーー発言の仕方のことでいうと、最初のプレゼンでは少し発言が過激だったことを覚えています(笑)。
「そうですね(笑)。その時はフィードバックをもらって、正しい態度をとるという当たり前なことができていないなと再確認しました。その中でも森本さんに言われて心に残ってるのは、
『君は能力的には間違いなく一流になれるから、このままいいところは積み重ねればいいし、ダメなところはヴェルディカレッジを失敗の場として使って、大人に指摘してもらって直していけばいい』
という言葉でした。それを聞いて、自分以外の人が自分を見てどう感じるか、を考えないといけないと実感しました。」
ーー講義を通じて『気づき』が生まれていたようですね。それも含めてですが、ヴェルディカレッジで得たことは他のことにも活かせていると感じますか?
「はい。主に学校で感じる機会が多いですが、まずは単純にプレゼンの仕方や資料のレベルが上がりました。伏見さん(東京ヴェルディクリエイティブセンター)のレクチャー通りに資料を作成し、先生にも褒められました。
加えて、精神的な部分でもう1つ行きついた答えというか、他にも活かせる考えができました。
巻き込んだ人、つまりついてきてくれる人が折れないようにしてあげたいということです。」
ーーそれはヴェルディカレッジの掲げる目標(画像下)である、『周囲を巻き込み、行動を起こす』にも関係しているでしょうか?
「そうですね。ただ少し違うのは、ついてこさせるためにどうするかではなく、ついてきた人にどう感じさせるかということです。完全にやりたくない、という人の首を縦に振らせるのは自分にはまだ難しい、かといって強制するのも変。それならついてきてくれた人をいかにして満足させられるか、またついていこうと思ってくれるかを考えるようになりました。」
ーーなるほど…それは参考になる考え方です…!
ーーさて、後期活動の話に移ります。配属先を教えてください。
「ベースボールチーム(バンバータ)です。デザインの技術に興味があって、伏見さんについていけるなら、と思い選びました。
自分はYoutubeで動画作ることをメインにやっています。ただ、バンバータは手を付けていないところが多すぎて、逆に手をつけづらいという面もありあります。」
(活動の詳細はこちらをチェック!)
ーー最後に、今後に関してお聞かせください。
「今、やりたいこととして決まってはきているものがあります。エンジニア×ライターを突き詰めてみたいということです。1人で物を作ることができるエンジニアには一種の職人としてのスト―リー性があると思っています。伝統工芸品を作る職人のような。そこに自分で文を媒体にフォーカスを当てて、上手くマッチさせる、そんなことを考えています。」
ーーやまだ君ならできると思います。頑張ってください!
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