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ラメール立ち上げから一周年。支援と繋がれるビルを目指して

去年3月から自ら住みながら取り組んでいる、ラメール三条コレクティブハウス、先月で一周年を迎えました。
とてもいろいろなドラマがあり、波を乗り越え、悩んだり笑ったりしながら、今に至ります。

自分や人の住んでいるプライベートな住居であることや、立ち上げ段階であったため公にできる情報が少なかったこともあり、発信をあまりしてこなかったので、何をやっているかまわりにはあまり伝わってなかったと思います。
住人募集やイベント情報などの表向きの情報しかシェアしていなかったことや、悪い噂(私やメンバーからこんな嫌な目にあった、など)が一人歩きしやすいことなどのため、気持ち的なことをおろそかにし、表層的なことしかやってない団体ではないか、とか、金儲けに忙しいのではないか、とか思われている節もあった気がします。(ちなみに私はここで雇われていたりするわけではなくほぼ任意で活動しています)

そういう気配も感じつつ(妄想かもしれないけど)も、人から何か言われても、いや私たちは、当初からの目標である、ゆるくつながり助け合える安心安全の住まいを作るんだ、ブレてない、きっとそれはできるんだと何度も心の中で想いを握りしめて、日々できることをやってきた、という感じです。

Twitterも今年度から新しくアカウントを作り直しました。
https://twitter.com/lamersanjo?s=21
昨年度までのアカウントと違い、オフィシャル寄りな情報のみ発信し、私個人の感情や思考はここにはあまり載せない公式アカウントとして運用するつもりです。

一階テナントのミニネパールも健在です。日々メニューやサービスが進化していって色々楽しみです。このミニネパールとラメール三条との関係は、ラメールの住人が割引価格で食事ができて、時々ごはん会もできる自由度の高いスペース。住人がホールスタッフやデリバリースタッフ、SNS発信などのお手伝いしたりもしており、ここでも助け合いの関係が見られます。

昨年度はとにかく、生まれたての新店舗ミニネパールの経営を支えるため、たくさんのイベントを打ったりしてお客さんを確保することに一堂注力していたため、ラメールのコミュニティ機能にあまり力を注げなかったのですが、ミニネパールがなんとか自力で歩けるようになってきた今は、住人同士の交流促進により力を入れていく考えです。集まる機会を作ったり、LINEグループで情報共有したり…そうしていると自然と、住人さんからの自発的な動きも出始めて、少しずつ、コミュニティとしてのラメールの形が見えてくる感じがします。

想いを持ち続ければ叶っていくのだな、と思います。
シェアハウスのように、ガッツリ絡もうぜ!というのではなく(私自身がそういうノリが苦手なためもある)、時々集まる、困った時に助け合える、美味しいものや面白いことも時々シェアできる、そんなゆるい、ほどほどの距離感での心地よい関係が少しずつ、できつつある感じがします。
まだまだ課題はたくさんあり、なにか問題が発生するたびに、じゃあどうしようかということを考え試しながら歩みを進めています。

今年度の目標は、「支援とつながれるビル」。住人がお互いに助け合うことももちろん大事にしつつ、外部の支援の専門家とビル全体がつながり、困って動けない時にもすぐヘルプを求められるような場所にしていけたらよいです。
支援というと、特定の人が受ける福祉サービスのようなことを連想するかもしれませんが、そうではなく、誰でもが困った状況に陥ることを念頭に置き、すべての住人が、困った時に相談したり、行政民間関わらず支援の窓口とスムーズにつながれる、ということを実現できたらと思います。、

まだまだ至らない点たくさんありますが、少しずつ進化していけたらと思います。
私自身が元々、人前に出て何かをすることが得意でなかったり、注目されることが苦手、人相手のことが苦手という性格なため、スナックとかカフェみたいに、さあーみんなどんどんいつでも遊びにきてね!上にいつでもいるから声かけてね、と言えないのが残念ですし、体調不良などで、遊びに来てくれた人にも応対できないことが度々あって申し訳ないのですが、これは仕方ないものと思っています。

ラメールは、またの名を「珍獣の家」。よくある、ひとりの人格あるカリスマがやってる場所というのとは対照的で、変わり者や、はみ出し者、ユニークな人たちが、それぞれの特異な能力を発揮して、お互いに補い合いながら愉快に共存している。
苦手なことは、それが得意な人がカバーすればよいという考えなので、たとえ私が苦手なことがあっても、卑屈にならず、誰か得意な人を探そうと、とポジティブマインドで行きます。
人前に出るのが好きな人、対人応対が苦にならない人、きっとどこかで出会うと楽観しています。

私たちのやってることを見て、面白い、いいねと思った人も、あんなのはダメだとがっかりした人もいると思います。でもどれも、その人のその時の感想でしかなく、ラメールは日々変化し進化しており、みんなが見るのはその通過点にしか過ぎない。まだまだ伸びしろたっぷりのラメールのこれからを楽しみにしていてください。

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