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ウィズコロナ時代の知識共有 6人が4分間で3つの視点をシェアするCollective Intelligence Salonとは

「コロナ禍の今、各所で今何が起こっているんだろう。」
「今、身の回りで何が起きていて、みんなが何を考えているのかをもっと知らないといけない」
「激変期の今だからこそ、集合知が必要な時期なのではないか」

そんな思いから、ナレッジをシェアする場として、6人が3つの質問の答えを4分間で共有し、その内容をweb上で公開する「Collective Intelligence Salon」を始めました。

申し遅れましたが、新規事業開発支援やコミュニティ開発を行っている柳原と申します。

Collective Intelligence Salonの目的

”異なる立場、業界に所属する人同士が共通の課題について、各々の視座からの知見を集積することで、解決困難な課題への解決・対処方法を模索する。”

新型コロナウィルスの影響で社会は大きな変化を求められています。
私自身の仕事も日常生活も、共に大きな変化をせざるを得ない状況となりました。

その中でも一見地味なようで、影響が大きかったことが1つが雑談から始まる知識を共有する機会の大幅な減少です。
イベント会場で、ちょっとした会議の合間で、ランチ中で、コロナ以前は自分が直接関わらない業界の話を聞く機会がたくさんありました。

それがこの数ヶ月全くなくなってしまいました。
なくなってみて、今まで当たり前にあった短時間の些細な情報共有が実は自分の生活や仕事に大きな良い影響を与えていたことを痛感しました。

そんな中、気軽な気持ちでおしゃべりしようと開催したzoomで、ロボットに関する事業を行う長安さん、理化学研究所の小出さんと、ざっくばらんにいま、個々人が感じていた課題を共有した結果、その場で互いの強みを持ち寄る形で、「ロボットと創る次世代医療サービスプロジェクト」を立ち上げにいたり、1週間後には医療機関でのロボットによる実証実験を実施することになりました。

【ちょっと余談】
平時であればこの速度でプロジェクトを組成し実証実験を実施するまでに数ヶ月かかったと思います。それがメンバー全員遠隔でもこのスピードでできたのは解決すべき課題が明確かつ切迫したいたことと、互いが補完関係あるメンバーが集まったことが大きかったです。
プロジェクト詳細はこちら: https://covid-19tech.studio.design/

この際に、痛感したのが
「いま、一人一人がどんな変化に晒されているかを互いに共有し、対応方法をともに考えることが今必要とされている。変化への対応策は異業種間のナレッジシェアで解決の糸口を探るべきだ。」

ということでした。この気づきから「Collective Intelligence salon」を開始しました。メンバーは長安さん、小出さんに加え、いくつものコミュニティをつくってきた、まさやん です。


Collective Intelligence salonのナレッジシェアの方法

Collective Intelligence Salonは、ZOOMを活用した対面式とnoteによるアーカイブの併用で行います。

ZOOMを活用した対面式のナレッジシェア

参加者は6名限定で行います
「参加者全員が平等に意見を言う」、「お互いの顔と名前が認識できる」人数ということで6人での実施を行なっています。
対面で、相手を認識できる人数に語りかけるように体験を話してもらうというのは、互いの考えを丁寧に共有する上で大切なプロセスだと感じています。

30秒で自己紹介を行います
お互いのナレッジをシェアするためには6人の信頼関係が大切です。そのために生活スタイルや仕事などを簡単に自己紹介してもらいます。

全員が4分づつで3つの質問に対する考えを話します
1人4分という時間で3つの質問に答えていただきます。今行っている質問は、下記の3つです。この質問への答えを1人ずつ語ってもらいます。
「コロナ前後で何が変化したか」
「変化に対してどんな対応をとっているか」
「新たな課題/チャンスはなにか」

実際にやってみると質問の答えは多岐に渡ります。自分の生活様式について語る方、ビジネス構造について語る方。全く考えも及ばなかった変化やチャンス、課題が見えてきます。

感想・質問
最後に5分ほど感想と質問をおこなう時間を設けます。が、ここで深いディスカッションは行いません。というのもの個人感の深い対話は別途作ったチャットの場で行ってもらいたいからです。

オフラインのイベントであれば1対1で会話が盛り上がる時は、2人だけで話せばよかったのですが、ZOOMの中では2人きりだけで盛り上がると他の人は聞いているだけになってしまうため、この時間はあくまで互いがもつナレッジの公開のみとして、深いディスカッションは別途行っていただくという考え方をとっています。

noteを活用したナレッジシェア
対面で出たナレッジは、「どうしても公開できない」という場合を除いてnote上で公開します。このnoteには、毎日6人のナレッジが蓄積されていきます。
ここに蓄積されたナレッジが新たな価値観を生み出すきっかけになると考えています。


全体で40分で全く異なる人たちの考え方や経験談が聞けるこの体験はやってみないとわからないと思います。毎日開催予定ですのでご興味ある方は、ご連絡いただけますと幸いです。

また、同じスキームを使ってみたいと思われた方は是非是非お試しください。ご連絡もらえれば方法の共有もいたします。


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