自分を置いてけぼりにしない「多様性」のこと
初めましての方も、いつも応援してくださっている方も、改めましてよろしくお願いします、NPO法人Collable(コラブル)です。
6月2日、Collableの5周年のタイミングに、これまでとこれからのお話をみなさんと共有できたら‥と思い開催した周年祭。Collableの次なる5年、10年に向けて仕掛けたいことをたくさんご紹介させていただきました。(お写真はその時の様子です)そしてそのタイミングでCollableの公式note(ブログ)も開設しました!
突然ですが、「多様性」と聞いてみなさんはどんなことをイメージしますか?外国人と一緒に地域で暮らす、障害のある人と一緒に勉強をする、LGBTの人と働く。「自分とは違う人」と一緒にいることだと考える人が多いのではないでしょうか?
では、そういう状況になったとき、「あなた」はどうしますか?
差別をしない、困っていたら助ける、仲良くする。授業や講演会で質問したら出てきそうな答えです。でも、そこに「あなた」の状況や気持ちは含まれていますか?
差別はよくないと思う。でも、できるだけ関わりたくない。困ったら助けたいと思う。だけど、実際どうしたらいいのかわからない。コミュニケーションがうまくいかず、相手にイライラしてしまう。そのようなことが「本音」という人もいるのではないでしょうか。
私たちCollableも、こどもからおとなまで属性、規模、テーマなどを組み合わせながら多様なコミュニティや学びの場のあり方を考えてきました。「障害の有無を越えて場を作る」という実験を重ねた中、「多様な人たちの集う場の絶妙な面白さ」を体感できたと同時に、「その場が一筋縄ではいかない難しさ」も知ることができました。
「多様性っていいよね」って頭でわかっていても、実際は言葉にする難しさがあることも事実です。かえって、他者との関係が悪化し、時には差別や偏見につながることもあります。
「マイノリティを差別してはいけない、優しくしなくてはいけない」
そう思い、「その人のために」と自分の状況や気持ちや置いてけぼりにしてう。でも、それだけではきっと「多様性」は苦しいものになってしまう。
そうではなく、私のこととあなたのことを「ともに」考える。「ために」とどちらか一方が我慢するのではなく、「ともに」よりより関係をつくろうとする。私たちCollableは「ために」から「ともに」をスローガンに「多様な人との関係が、あたりまえにある社会」を目指します。
5周年を迎え、これからさらにパワーアップをしていこうとしているわたしたちと、ぜひ一緒に「多様な人との関係があたりまえになるために」活動を盛り上げませんか?これからもよろしくお願いします!このnoteでは、活動のレポートなどを上げていく予定です。ぜひ読んでくださいね!
Collableへの関わり方はいくつかあります。メルマガを受け取る、ボランティアとして参加する、寄付で応援する、参加者としてイベントに参加する。ご興味のある方はこちらをご覧ください。
記事:栗野紗也華(Collable事務局)
写真:加藤甫
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