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コラボテクノが内定者研修でExcelを取り入れている理由

皆さん、こんにちは。コラボテクノでExcelマスターをしている篠山です。
コラボテクノでは昨年度から内定者研修でExcelを取り入れました。Excelと聞いて皆さんはどのような印象をお持ちでしょうか?
「業務で使ってる。」「人が作った関数って使いづらい……」など、いろんな感想をお持ちかと思いますが、「エンジニアってExcel必要なの?」という感想をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
そこで今回はコラボテクノがあえて内定者研修でExcelを取り入れている理由について、ご説明させていただければと思います。

エンジニアってExcel使うの?

答えはYESです。
エンジニアがExcelを使う目的は下記の通りです。
1.データの整理をすることで分析しやすくするため
2.関数やマクロを利用して業務を効率化するため
3.グラフや図を使って可視化することでチームの情報共有を円滑にするため
4.レポートやドキュメントの作成

などなど。総じて、エンジニアがExcelを使う目的は、データの整理や分析、効率的な作業進行、データの視覚化、コミュニケーションの支援など、様々な面において役立つことが挙げられます。

最近ですと弊社ではgoogleWorkSpaseの導入でgoogleスプレッドシートを使う機会もありますが、Excelと互換性があるので、Excelの使い方がわかるからこそ、スプレッドシートが使いこなせています。

内定者研修でExcel研修にしたのはなぜ?

上述のとおり、エンジニアもExcelが必要な理由は理解しましたが、ではなぜ内定者研修でExcelなのでしょうか?「エンジニアと言えばプログラミング研修の方が必要ではないの?」というご意見があるかと思います。
もちろん、プログラミング研修も必要です。ですが、私はExcelこそプログラミング研修の導入にぴったりだと考えています。それは、Excelとプログラミングは似ているところが多いからです。なので、より初期投資が少なく、環境構築などの手間もかからないExcelの方が、プログラミング未経験から入社される方向けの内定者研修には適しているのです。

Excelとプログラミングで似ているところとは?

ではExcelとプログラミングで似ているところとはどんなところでしょうか?
下記のとおりまとめます。

①機能

変数、配列、関数などはExcelとプログラミングに共通しているところです。

②効率よくわかりやすく作成する

Excelの資料もプログラミングも効率良くいかにわかりやすく作れるかが大切です。そのためには、プログラミングでは可読性といった観点が必要ですが、同じことがExcelの資料にも言えます。
そして、良いExcelの資料やプログラミングでツールを作成するためには、誰が?いつ?どこで?何のために?どのように使用するか?という目的に沿って考えることが重要です。その思考が、プログラミングやExcelの上達につながると私は考えます。

Excelを使いこなすことこそがプログラミング習得への近道

上記で記述したExcelとプログラミングが似ているところはほんの一部かと思います。
Excelの機能や関数はたくさんあります。しかし、そのすべてを知っていて使いこなせている人は少ないと思います。Excelの機能を知っているからと言って仕事ができるかというと、そうではないのも事実です。
仕事を進めるうえで大切なのは、下記の視点を持っているかだと思います。

  1. わかりやすく記述できているか?

  2. 効率よく作成できているか?

  3. 入力時にミスなく運用できるか?

  4. メンテナンスしやすいか?

  5. 必要な情報がすぐに検索できるか?

などが挙げられると思います。このような視点を持ってそれを達成するためにどのような機能や関数を使って、どのような仕組みにすればよいかのアイデアを実行することが大切です。

上記の視点は、プログラミングでもとても重要な考え方です。なので、私はExcelを使用する際に上記の視点が意識できているならば、プログラミングの上達も早いと考えます。
逆も然りで、Excelの知識はそんなにでも、上記の視点を持ってプログラミングができれば、その知識をExcelに応用して使用することができます。
なので、コラボテクノの内定者研修でも、ただExcel機能や関数を教えるだけではなく、上記の視点を意識するよう講義や課題を通して学べる構成にしています。

やりたいことを実現するために自分で調べることができるか

そしてExcelの上達に欠かせないのが上記の「やりたいことを実現するために自分で調べることができるか」です。実は内定者研修ではこの部分を最も重要視したカリキュラムとなっております。Excel研修に限らず、プログラミング学習も、自分で調べることができることが重要になっています。
自分で調べることは、検索エンジンを使って調べることだけではありません。もちろん、使い方を知る上では検索エンジンを頼るのも良いと思いますが、課題を達成するために必要な情報をピックアップする方法は、ネットだけではありません。情報を握っている方に確認したり、自分の理解があっているか認識合わせしたりなど、関係者とのコミュニケーションも重要になってきます。この進め方は、チームで仕事を進めるエンジニアの場合は、必須スキルと言っても過言ではありません。そこで、コラボテクノの内定者研修では、あえてExcel研修の課題を通して、仕事の進め方のシュミレーションができるよう作成しています。

まとめ

以上の理由から、コラボテクノではあえて内定者研修にExcelを取り入れています。受講した内定者の方々が、Excel研修を通して「仕事でExcelが使えるエンジニア」となって活躍していけることを心から望んでします。そして、今後もコラボテクノの内定者研修が、IT技術習得の第一歩として役立てるよう、アップデートしていけたらと思います。


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