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Co-Liftって何してる会社?

こんにちは。Co-Liftのミドリです。

11年勤めた会社を辞める際、同僚に「次は何するの?」とよく聞かれたんですが「いやー、、私もよく分かんないんですよね」と返した時の、同僚の顔が忘れられません。

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ついに頭がおかしくなったと思われたんでしょうね。

だって、会社のHPはいつ更新したか分からないレベルだし、会社概要もちゃんとしたものがないし。

サダカネやカンタに聞いても、すぐ話が脱線するから結局よく分からないうえに挙句の果てには「自分たちもよくわからない」とか言い出す始末。

というわけで、きちんとマーケティングするためには、私が会社のことをきちんと理解して、分かりやすく咀嚼して、発信していかなければならないと思いました。そのため、入社して最初に取り組んだのがちゃんとした会社概要を作ることでした。


Co-Liftのサービス領域は主に2つ

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Co-Liftでは現在、2つのサービス領域で業務を行っています。

1つはコンサルティングサービス。
最近では主にクライアントの新規事業開発に特化しています。

もう1つはソフトウェア開発サービス。
こちらは、主に100%子会社のBasalのエンジニア・チームが協働して手掛けています。


1. 新規事業開発に特化したコンサルティング

Co-Liftが得意としているのは、企業の新規デジタル事業開発や、既存事業のビジネス資産を活用した拡張や方向転換(pivot)です。

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「サブスクサービスを新たに立ち上げたい」

「イベントのためのチケッティング×マーチャンダイズ・サービスを作らなければならないけれど、経験がないからどこに頼んだらいいのかも分からない」

「データ資産はあるけど、どう活用したらいいのか分からない」等々。

元々、良い資産をお持ちでありながら、活用できていない場面はたくさんあります。Co-Liftではそうしたお客様に対して、テクノロジーの力を掛け合わせることで、新たな勝ち筋を見つけていきます。


ポイントは、事業会社のリアルを知っていること

Co-Liftのコンサルの特徴は、事業会社のリアルを知っていることにあります。

前記事でも触れましたが、カンタ・サダカネともに、日本有数の複合サービス会社である楽天で、開発者・マーケター・事業開発としての経験を積んでいます。

こうした経験がないと、コンサルティングした結果はどうなるか。

答えはこう。

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絵に描いた餅です。絵そのものに関する異論は受け付けません。

事業会社でよくある固有の障壁を理解し、その障壁への具体的な対策を取らないと、せっかくの戦略も無駄になってしまうことが往々として起こり得ます。

どういうことか、紐解いていきましょう。


事業開発の「現実の障壁」あるある

あるある その1:関係者全員が兼務

例えば、関係者が全員兼務者で、主業務が忙しく、何とか定例会議には出てくれるものの…

Aさん「こういった方針とNext Actionで問題ないですか?」
Bさん、Cさん、Dさん「問題ない」
Aさん「では、これはどなたに・・・?」
Bさん、Cさん、Dさん「 」


Aさん(あれれー??急に誰とも目が合わなくなったゾー?)


拾われなかったボールの行方やいかに。


あるある その2:べき論が無理ゲー

例えば、「こうあるべきだ」と合意が取れた戦略(べき論)に基づいた戦術を実行しようとするものの…

Aさん「1to1マーケティング戦略に基づいて、一人ひとりにあったコンテンツ制作をしましょう!クーポンも一人ひとりに付与しましょう!」
Aさんの部下「コンテンツ制作だけで忙殺されて、1to1マーケティングを考える余裕なんてありません!」


企画は頓挫。現場に恨まれ、残ったのは空っぽデータベースと使われないツール達。


BizとDevの対立

さらによくあるのは、Biz(ビジネス部門)とDev(開発部門)の対立です。

対立というと良くない印象なので、「分かり合えない問題」と言うべきでしょうか。ここで言うBizとDevは、同じ会社内に居るとは限りません。外注の開発パートナー企業である場合もあるでしょうし、大きな事業会社であれば子会社で開発部門を抱えている場合もあるでしょう。

新規事業開発を行うのは、主にBizサイドであることが多いのですが、Bizサイドが開発のケイパビリティを持っていることは稀です。そうなると、新規デジタルサービスを立ち上げる際には、ふわっとした要件となりがちです。


例えば、1to1マーケティング・プラットフォームのシステム開発

Biz「ユーザーの興味関心は十人十色で、セグメンテーションによる広告配信やバナー出し分けには限界を感じる。統合マーケティング・データベースを作って、1to1マーケティングをやりたい」

Dev「要件もらえます?」

Biz(超頑張って書く)「これでお願いします!」

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Dev「スミマセン、ヨク ワカリマセンデシタ」

Biz「え、じゃあ、どういう資料が必要なのか教えてもらえます?」

Dev「それは要件によるから、そう言われても・・・」

Biz「んー、じゃあ、例えば何が分からないんですか?」

Dev「利用・行動履歴データって具体的にはどんなデータですか?それってどうやって取得する想定なんですか?統合マーケティングDBって何ですか?具体的にはどんなデータがどのくらい入ってくるんですか?データ量は?更新頻度は?過去データの消去はするんですか?しないなら容量が増え続けますけどいいんですか?AI技術って具体的にはなんですか?パーソナライゼーションって………(超早口)」

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Biz(Devさん、融通が効かないし、なんか呪文唱えながら詰め寄ってくるし、Bizがやりたいこと全然分かってくれない)

Dev(Bizさん、何欲しいのか分からないし、具体的に質問しても答えてくれないし、言うことコロコロ変わるし意味が分からない)


では、どうしたらいいのか?

上記の例では、BizとDevの分かり合えない問題について触れましたが、同じような対立は、経営と現場の間でも起こり得ます。

現場からすると「経営は現場のオペレーションがよく分かっていないくせに、さも簡単なことのように難しいことを言う」。
一方、経営陣は「現場は経営の課題が分かっていないから、すぐ出来ないと言う」といったように。

こういった状況では、双方の主張とその背景にある構造を理解して、翻訳して、落とし所を見つけるための議論をすることが重要です。

相手の業務や専門領域の勘所が分かったら、質問の意図も汲み取りやすくなります。また、相手が知りたいことをちゃんと答えたり、相手が答えやすいような質問の仕方をするなど、創意工夫が生まれます。

お互いに相手の業務や専門領域は分からないから、仕方ないことではあります。

問題なのは、この対立構造を解消すべく双方を繋ぐ人が希少であるということです。

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Co-Liftは、こういった立場の違いから生まれるすれ違いや対立を、様々な立場で実際に経験し、それでも事業開発を前に進めるために試行錯誤してきたメンバーで構成されています。

だからこそ、このリアリティが分かりますし、対処もできるのです。

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戦略を、絵に描いた餅にしないために

こうした障壁は、会社の数だけあります。大切なのは、素晴らしい戦略を描くことより、固有の障壁をきちんと把握し対処しながら、戦略を実行し成功に導くことだと考えています。

「外部に戦略を求める状況下にある企業は、その新たな戦略を実行するためのノウハウや組織能力も不足していることがほとんどだからだ。一見すると「売りやすくて、買いやすい」戦略部分ではあるが、コンサルがそれだけを売っても、相手先企業がそれを実行することが難しく結局は結果が出せなければ意味がない。戦略は、立てることよりも実行することの方がずっと難しいのだ。」

↑森岡さんの言葉をお借りしました。


失敗談、たくさんあります!!!

営業、マーケ、事業運営、事業開発、エンジニア、データ・AI活用、プロダクトマネジメント、等々、「事業」にまつわる様々な立場で様々な失敗を積み重ねてきたCo-Liftだからこそ、出来るコンサルティングがあります。

「失敗しないために、失敗談を聞きたい」「あるある話の続き(解決策)を知りたい」「社内から言っても聞いてもらえないので、外部から客観的に指摘して欲しい」など、何か気になるところがありましたら、ぜひご相談ください。


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