いとしこわし、ロルバーンデビュー
文房具が好きだ。おそらく、この世にはもっと文房具を愛する方々がたくさんおられる。その方たちに比べればわたしの愛なんてまだまだだと思う。
なにせ、ロルバーンを使ったことがなかったのだから。
あの、文房具好きな方々が口を揃えて褒めるロルバーン。デザインバリエーションの豊富さと使い勝手のよさで誰をも虜にすると噂のロルバーン。
noterさんにもロルバーンを愛用されている方が多数いらっしゃる。ロルバーン愛の詰まった記事を拝見しては、購買意欲を高める日々が続いた。友人にもロルバーン愛用者が多く、その使いやすさは彼女たちのお墨つきであるからして、わたしもロルバーンデビューの機会を狙っていたのだ。
わたしの書くスタイルから言うと、ポケット付きメモのLサイズがちょうどいいだろうと目星をつけた。バッグにぽーん、と放りこんでもいいし、デスクに入れておいてもいいサイズ感だろう。
あとは表紙の柄である。ここは好みのものを選びたい。「これぞ!」という柄との出合いを待ち構えていた。
そして見つけたのがLidoコラボの限定品だった。「Lido MERCERIA」は手芸材料と雑貨のセレクトショップ。こちらはデッドストックのウォールペーパーを表紙に使ったものだそうだ。
か、かわいい……!
好みびったんど真ん中だ。「かわいいが過ぎる」なんていう表現は、こういうときのためにあるのだろう。ほんのりサイケ味のある柄行きがたまらない。
リングとロゴは渋いゴールドカラー(ピンクゴールド?)、ゴムバンドはほんのりパープルを感じるグレーだ。色と柄に合わせて配色が違うと商品説明に書いてあった。
ミシン目入りで、気軽にぽんぽん書きこんでいけそう。先日から使っているけれど、書き心地もとてもいい。
それにしても、ロルバーンはほんとうにさまざまなタイプがある。ブランドとのコラボレーション柄もたくさんあるし、地域限定のものもあるらしい。
新しい沼が口を開けてわたしを待っている、そんな気がする。愛おしくてこわい沼だなあ、と思いながら、今日もごちゃごちゃ書きつけた。