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15年物のビューラーにさよなら

ビューラーを買い替えた。まつ毛をくるんとカールさせるのに使う、はさみみたいなあれである。

このあいだまで使っていたビューラーは、思い返せば15年くらい前に買ったもの。大学生の頃から使い続けてきた資生堂のビューラーを、東京へ向かう新幹線のなかでポーチごと失くしてしまった。それであわてて同じものをドラッグストアで買い求めたから、よく覚えている(読んでくださっている方にドン引きされるのがこわい。あ、ゴムだけはこまめに替えていました)。

いつのまにか15年も使ってしまったビューラーは鈍色にびいろに変わっていた。もともとはシャープな銀色だったのに。

カール具合もあまりよくないようで、これは買い替えどきだと思った。さすがに15年使ったら、もったいないと非難はされないだろう。

また資生堂のものをドラッグストアで購入。800円くらいだったと記憶している。あれ、昔とほとんど価格が変わっていないような(気のせい?)。とにかく、私のなかでの定番なのだ。

新しいものを使ってみてびっくり。それほど指先に力を込めなくても、クッとまつ毛を下から持ち上げ、きれいなカールをつけてくれる。あれ、前のものと全然違うぞ、おおー。

使い心地のよさに感動した次第。

そりゃ15年も使ったものよりは快適に使えるに決まっている。なんとなく、長年使っているもののほうが体になじんで使いやすいと思い込んでいたけれど、そんなことはなかった。古びたことで使いにくくなるものもある。

そもそも、ビューラーの耐用年数って、どれくらいなのだろう。軽くネット検索したところ「1~2年程度」とのことで、これまたびっくりした。15年という使用期間は、目安をとんでもなく超過している。変なところで物持ちがいいから困ってしまう。適切な使用期間を守らず、ごめんなさいという気持ち。

あまりにもスムーズかつスピーディーに上がってくれたまつ毛を前に、お化粧も道具の更新は大事だなあ、と思った。少し前に書いたこの記事でも、道具をいつもメンテナンスしておくことの重要性について触れている。

いろいろと道具を見直してみれば、毎日のお化粧タイムがもっと快適に、楽しくなったりして。なにごとも道具が大切。そして、道具に気を配る心がけもまた、大切。

日々の過ごしやすさは自分の意識にかかっているのかもしれない。なんだか長年の謎だった「丁寧な暮らし」のはしっこをつかんだ気がしている。

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