就職活動へのアドバイス

 先週末に、修士1年生から就職活動の相談を受けて実際にお会いして色々と話してきました。その時の内容を紹介したいと思います。

 相談内容は色々とあったが、その中での話として「会社への志望動機と今、卒論・修論の内容が異なっているので、どう説明したらいいですか?」という内容でした。

 学生としてはうまく結びつけて、だからこの職種がやりたいんです・即戦力になりますと言ったほうがスマートに面接官に伝わると思っているし、実際、そうかもしれない。ただ無理やり結び付けても話の上で無理があるし、卒論・修論を就職まで見据えて設定できる人の方が少ない気がする。

 そこでアドバイスとして、希望する職種への志望動機は、本当に自分がやりたいこと、将来の社会像・現在の社会課題、そして自分は将来こうなりたいから、こういう社会にしたい、お客様にこういう価値を届けて喜んで欲しいといったことを具体的に描いた上で、志望動機を整理した方が良いとアドバイスしました。簡単に言ってしまうと学校でやっていることは、就職にそこまで影響しないということ。理系だと、どうしてもそういう発想になってしまって、無理くりに志望動機をつなげがちになってしまう。企業側も即戦力は欲しいが、新卒で入って勉強したての子に先頭で引っ張って欲しいという会社は、相当、人材に余裕がないと思う。そんな会社は入ってから相当苦労するのが目に見えている。面接ではこちらからその企業なりをちゃんと見て、後悔しないようにして欲しい。企業としては入社して数年は結果が出なくても、素直に成長して出来る人材を求めている。面接で見ているところは素直さや、入社してから伸びるポテンシャルがあるかどうか、こういうところを見ている。



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