「誹謗中傷はダメ」をバカにもわかるように説明してみた。

ことばで人をきずつけてはいけません

 コメントやSNSで人をきずつけるようなことを言うのはやめましょう

 「正しいことや本当のことならなんでも言っていい」というわけではありません

 本当のことでも言いかたしだいで人をきずつけます

 とにかく人をきずつけてはいけないのです

 「なにを言うか」はだいじだけど

 いちばんだいじなのは「どう伝えるか」

 人をきずつけない伝えかたをこころがけましょう

相手がだれでも同じです

 いい人やわるい人

 びんぼう人やお金もち

 ゆうめい人やげいのう人やえらい人

 みんなそれぞれ自分の生活があります

 あなたと同じように友人やかぞくがいるし

 おなかがへったらご飯をたべるし

 ねむくなったら寝るし

 泣いたりわらったりもします

 あなたが人をきずつけることでその生活をこわしてしまうかもしれません

 たとえ相手がとんでもないわるものでも

 きずつけてしまえば今度はあなたがわるものです

正義はあなたのためのものではありません

 テレビやSNSでわるものを見つけたとき

 あなたの心に『正義感』がわいて相手をせめたくなることもあるでしょう

 でもいったんおちついて

 それは本当に『正義感』ですか?

 相手をこうげきしたいという『しぎゃく心』がわいてはいませんか?

 あるいは「いいね」がたくさんほしいという『しょうにんよく』が出てはいませんか?

 正義はあなたのためだけにあるのではありません

 正義はみんなを守るためのものです

 どんなわるものであっても「みんな」の中にふくまれます

 「わるものを思いやるのは難しい!」と思うかもしれませんね

 本当にそのとおりです

 正義とはとても難しいものなのです

仲良くする必要はありません

 みんなと仲良くできればそれがいちばん!

 だけどそれは難しいですよね

 それでいいんです

 SNSには『ブロック』や『つうほう』のきのうがありますから相手をどうにかしたくなったらそれを使いましょう

 こうげきするのではなく相手ときょりをとるのです

 相手と適度なきょりをたもてればケンカすることもなくなります

多少は仕方ないことです

 ふゆかいなことや怒りを感じることは人とのかかわりの中でかならず起こります

 よのなかには色々な人がいますから

 中には気に入らない人もいるでしょうが仕方のないこととしてあきらめましょう

 あなただって他のだれかにとってはふゆかいな人かもしれませんからね

 がまんできることはがまんしましょう

 がまんできないときは『ブロック』や『つうほう』を使ったり

 よほどひどいことを言われたときは弁護士にそうだんするという手段もあります

 知らない相手とわざわざケンカをしても得することは一つもありません

『炎上』を見つけたら

 インターネットを使っていると炎上(だれかが多くの人からひはんされたりせめられたりすること)を目にすることもあるでしょう

 そういうときは「ぜったいに」かかわってはいけません

 まちがっても一緒になって相手をこうげきしたりしてはいけません

 炎上している人はすでにたくさんの人からひはんやこうげきを受けています

 それ以上は「やりすぎ」なのです

 上で書いたように知らない人とケンカしてもまったく意味はありません

 炎上していることについてコメントやリプライでできるのはただ相手をきずつけることだけです

声を上げることはだいじ

 インターネットでの書きこみにはとても気をつけなければいけませんが主張したいことまでがまんするひつようはありません

 ときにはあなたの味方になってくれる人もでてくるでしょう

 しかし伝えたいことをただ乱暴に書きこむだけではケンカになったり人をきずつけたりしてしまいます

 「なにを伝えたいか」以上に「どう伝えるか」をよく考えて書きこみましょう

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