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【イタリア旅行記🇮🇹6日目:フィレンツェ④】トスカーナの自然の中で一望するフィレンツェの夕焼けはミケランジェロ広場からの景色より好き

*3週間のイタリア周遊記の6日目です。6泊するフィレンツェの初日でフィレンツェ市内で観光します。

前回の投稿はこちらから▼

15:30 休憩終了〜

クーポラに登った足の疲れをホテルで癒して、
再びのフィレンツェの街に出かけます。
この後の予定は決めてなかったけど、休憩中に相談した結果
対岸にあるミケランジェロ広場に登ってフィレンツェ一望して
時間が間に合えば、フィレンツェロマネスクの傑作でもあるサン・ミニアート・アル・モンテ教会も行ってみようと決定〜

こんなに疲れてるのにまた登るのかーとは思いつつ
次はひたすら階段てわけでもないからね!と言って元気出しつつ
再スタートです。

本日3度目のシニョーリア広場

『地球の歩き方』にはミケランジェロ広場まではバスで行く方法推しで載ってたけど、まだ街をゆっくり歩いてなかったこともあって
観光もしながら歩いて行くことにしたので
くどいようだけど、またこの場所を通ります!

相変わらず人いっぱい
馬いるとつい写真撮りたくなる
ジャンボローニャ《コジモ1世の騎馬像》
この時代の騎馬像を見るとレオナルド・ダ・ヴィンチが絶対によぎる
馬が足を一本上げてるだけでもすごいのに
これに対抗して2本あげようと試みるあたり
さすがです

そして!こんなに何度も通ってるのに
まだちゃんと見れてなかった目的のものを見なくては!

サヴォナローラ処刑の場

これはね。イタリア史好きにはたまらない名所

16世紀のルネサンスの時代、事実上メディチ家の支配下状態だったフィレンツェに現れた救世主(?)サヴォナローラ。
近くのサン・マルコ修道院の院長だった彼ですが、
キリスト教徒として、そして、その預言者であるかのように
堕落した享楽生活をおくる市民たちとメディチ家の専制支配のその現状を批判し、
悔い改めることを説きます。
はじめはそうでもなかった市民たちも、
まさかの予言が当たり始めると急にサヴォナローラに心酔するようになったそう。

ただこの人物見方によっては救世主でも、
ローマ教皇側やメディチ家から見れば邪魔者で、
この時代のキリスト教のあり方に物申すことで結果処刑へと追い詰められてしまいました。
「出る杭は打たれる」
実際に打たれた歴史的例のひとつです。

歴史好き観光客はこぞってこれを写真に撮ります。

そんなサヴォナローラが処刑されたのがここなんです。
ちょうどここが火炙りにされた場所か、って
ちょっとグッと来ます。

個人的にはサヴォナローラが現れたことで、
贅沢品に当たる美術品や異教的でもある多くの絵画がこの広場で燃やされたこともあって、後世この当時の名作を見ることが叶わないことは悲しくはあったり。
信教してないから複雑な気持ちです。
(これ以降ボッティチェッリもザ・キリスト教な絵しか描かなくなってしまったのも悲し)

5月23日の命日にはここに花が捧げられます
想像以上に市民に愛されてる印象だった

ウッフィツィ美術館 再度通過

この場所も本日2度目の来訪〜
内部には入らないけど、ここでも見損ねていた見たかったものがあります!

朝はここを写真に撮る余裕すらなかった

それは、エントランス沿いにある巨匠たちの彫像です!
美術的な凄さでは無いけど、ルネサンスの巨匠たちがこれだけ並んでるとテンション上がるよね〜
(ディズニー来てキャクターたちがお出迎えしてくれるエントランス的なね)

レオナルド・ダ・ヴィンチ
この髭姿でよく見るけど若い頃は美男子だったらしい
各地域の皇族貴族に好かれてただけあって品あるのよね
ジョット
想像以上に人相怖め
さすが工房のボスって感じ
ダンテ
なんでいつもダンテって人間味なく見えるんだろう
表情もとぼけた感あるのに
やっぱり髪型って人の印象に相当影響するね

この他にもずらーーっと巨匠たちが列になってて、
名前見ないで誰か当てたりして、これはこれで謎に楽しみました!

ミケランジェロ広場へ向けて歩きます

丘の上で夕陽を見るためにはそろそろ歩き出し始めなくては。
すごい遠いいってわけでもないけど
写真撮ったり登ったりしてると一瞬で時間が過ぎてしまいそうだから
これ以降は寄り道せずに余裕を持って向かいます。

アルノ川沿い
ちょっとずつ夕方になってきて綺麗
ビルがないって最高だね
あれが有名なヴェッキオ橋
さっき美術館の窓からも見えたけど
これ見ると
「お〜フィレンツェ!」って実感湧いてくる
対岸に渡ってこの水鏡
美しすぎて美しすぎて
フィレンツェに惚れる

登りはじめ

いろんなYouTubeの旅行記見たりしてると
ミケランジェロ広場への近道とか
おすすめの道のりとか
いろいろ教えてくれてて、どこ通ろっかな〜ってイメージしてたけど
現地に来てみると、ここの道一択以外考える余裕がなかった
どう見てもここから上に登れますってゆう道順のわかりやすさ見せつけられたら
道に迷ってる暇もないし、人の流れにも従ってここを登ります。

日頃のグータラ生活を戒められる時間、再び

16:30 ミケランジェロ広場到着

夕日に間に合ったー!
11月は日が暮れるのも早いからちょっと焦ったけど。
息切らしながら頑張ったー
ただただ登るの頑張ってたら気づけば途中写真も撮ってなかった。

広場自体が美しいとかそういうわけではない

そして実は、、ミケランジェロ広場のこの展望場所自体はもう満杯で
フィレンツェのドゥオモが綺麗に見えるところは空いてなかった!泣
ので、登ってる途中で撮ったこの写真が精一杯のベストトリミング。

じゅうぶんいい景色
申し訳程度に広場の名前になってるミケランジェロ(ダヴィデ像)
がっつりレプリカだけどね
誰も見向きもしてなかった

もう少し上に登ります

ミケランジェロ広場のあまりの人の多さに人酔いしたから、
この夕日がまだ綺麗なうちにもう少し上の方に登っていきます。
個人的にはこれから行くとこの方が本命です!

これぞトスカーナの自然
この景色も見たかったやつ〜
見えてきた目的地!
最後の階段頑張る!

17:00 サン・ミニアート・アル・モンテ教会前

遠くはないけど、登り続きで足は限界です。
でも、ここきてよかった。本当に。
ミケランジェロ広場とはまったく違う時間が流れてます。
360度美しいものの中で見る景色の方が個人的には好きかな。
(ミケランジェロ広場は駐車場と化してたからそれも嫌だった)

11月はフィレンツェも紅葉シーズン
木々たちがいい色〜
みんな思い思いのところで景色を堪能
人がまばらでホッとする
写真スキルなくて美しさが伝えきれないから
とりあえずいっぱい載せてみる
伝われ〜
1番上
逆にドゥオモが近く見える

ということで、ちょっとだけ穴場なフィレンツェの町一望スポットに到着したので、ここから本日最後のこの観光エリアを堪能します!

気がつけば記事が長くなってきたので、ひとまずこのあたりで。
次はフィレンツェ初日のラストの投稿。
お土産爆買いしたからそれも一緒に書こうかな。

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