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仮想通貨入門 -テクニカル分析編- 第2回「水平線を引こう」


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「仮想通貨入門 -テクニカル分析編-」では、初心者さん向けに仮想通貨のテクニカル分析のやり方を解説します。

今回は水平線の引き方について説明します。水平線が引ければ、チャートが反転する価格帯を予想することができます。


1. BTCチャートを表示させる


まずは、BTCチャートを表示させましょう。

① TradingViewにアクセス

②ウォッチリストの「➕」ボタンをクリック

③「BTCUSDT」と入力し、+ボタンをクリック

複数の候補が検索されますが、BINANCEの通貨ペアがお勧めです
ウォッチリストの一番下に「BTCUSDT」が表示されます

④ウォッチリストに表示された「BTCUSDT」をクリックした後、「スーパーチャートで確認」をクリック

「BTCUSDT」のチャートが表示されます

2. 週足を表示させる


今回は週足で水平線を引いてみましょう。まずはチャートを週足表示させます。

①画面左上のボタンをクリックし、そこから「1週」を選んでクリック

チャートが週足で表示されます

3. 水平線を引く


いよいよ水平線を引いていきます。

水平線を引くには描画ツールを使います。下のキャプチャを参考にしながら、描画ツールの水平線を選んでください。

3.1 「何度も反発している価格帯」に水平線を引く

安値と高値に注目して、過去に何度も反発している価格に水平線を引きましょう。反発回数が多いほど重要な価格帯です。

実例を示します。この例では下値で2回、上値で1回、合計3回反発した価格帯に線を引きました。「過去に何度も反発している=多くのトレーダーが意識している価格帯」です。次に同じ価格帯に到達したとき、また反発する可能性が高いです。

反発を3回繰り返している

もう一つ例を示します。次は、上値・下値の両方で2回ずつ反発した価格帯に線を引きました。先ほどの例と同様、次もこの価格帯で反発する可能性が高いです。

4回反発を繰り返している

今回は3回または4回反発した価格帯に水平線を引きました。もちろん、2回以上でも構いません。ただし、反発回数が多いほど、信頼できる水平線であることを覚えておいてください。

3.2 「心理的節目」に水平線を引く

「過去の高値・安値」や「キリのいい数字」は心理的節目になりやすく、トレーダーの意識が集中する価格帯です。

過去の高値・安値
過去の目立つ高値や安値もトレーダーが注目する価格帯です。ただし、線を引きすぎないように注意しましょう。

キリのいい数字
キリのいい数字も注目される価格です。下の例では、2万ドル、3万ドル、4万ドル、5万ドル、6万ドルに線を引きました。キリのいい価格帯で、過去に反発していることが分かります。

4. 水平線に優先順位をつける

これまで引いた全ての水平線( 何度も反発している価格帯、過去の高値・安値、キリのいい数字)を一つにまとめてみました。しかしどうでしょう?これでは、どの水平線が重要なのか見分けがつきません。

そんなときは、水平線の太さを変えて、優先順位をつけましょう。優先順位は以下の順番です。

1:何度も反発している価格帯
2:過去の高値・安値、キリのいい数字

この優先順位に従い、「何度も反発している価格帯」を太線にして、「過去の高値・安値」や「キリのいい数字」を細線にしてみました。これでだいぶスッキリしましたね。

5. 水平線をメンテナンスする


週足に対して水平線を引く場合、1ヶ月を目処に水平線をメンテナンスしましょう。1ヶ月前に引いた自分の線を振り返り、線を足したり消したりして、常に最新の状態にしておくことをお勧めします。日足の場合は1週間に一度、4時間足の場合は1日に一度くらいの頻度でいいでしょう。

水平線を引くコツ


最後に水平線を引くコツを教えます。

反転回数の多い価格帯に引こう

水平線を引くときに最も重要なのは、反発回数の多い価格帯に引くことです。今回の例では、3回以上反発した価格帯に線を引きました。過去に反発した回数が多いほど、次も反発する確率が上がります。

水平線はアバウトに引こう

完璧に引ける水平線は、そうそうありません。相場は最終的に人が動かしているためです。自分の引いた水平線に固執せず、帯のようなものだと考えると良いでしょう。

実体に引く?ヒゲに引く?

迷ったらヒゲ先に引きましょう。ただし、厳密にはケースバイケースです。


今回の講座は以上です。お疲れ様でした!
次回はトレンドラインの引き方を解説します。お楽しみに!

Mr.₿itcoin

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