見出し画像

広告業界のガラスの天井は

なかなかの大きなテーマな今回。書きたいこともたくさん。そして思うこともたくさん過ぎ。

で、今回は特に、広告業界に絞って書きます。

雇用機会均等法から徐々に増え、この10年でだいぶ女性が増えたし活躍してる

私が初めてcm制作プロダクションに入社した時はちょうど雇用機会均等法の少し後。女性は本当に少なくて9:1くらいでした。今はどの会社も女性ゼロってとこはほぼないです。6:4ってとこでしょうか。広告代理店のクリエイティブは採用時のバランスもあるのでしょう最近はほぼ半々。撮影現場はまだまだ男性が多くて7:3くらいです。しかも代理店も制作プロダクションも優秀で魅力的な女性がとても多い。男の子はおとなしめ。時代でしょうかね。

フリーのcmプランナーに限ってはなぜか女性が圧倒的に多いです。9:1くらいじゃないかしら。ディレクター、CD(クリエイティブディレクター)はまだまだ男性が多いんだけど。コピーライターはちょっと男性の方が多いかな…。

面白いのが、業界人の男女のメンタリティー。

広告業界って、『女みたいなおじさん』と『男前な女子』がとても多い。

仕事する上で変わったのか、元からの素質なのか、どっちもあるんでしょうが、まぁ驚くほど『男らしさと女らしさの逆転?』している方がいっぱいいます。他の業界で働いた経験がないのですが、広告業界はマジでそんな人ばっかり。打合せの間ずっーっと悩んだ挙句、決められないおじさんCD。悩んだらどっちも買え!と教えてくれた女性プロデューサー(あれ以来私はずっとそうしてるわよ〜♡)個性を抑える方向じゃなく伸ばした結果、なっちゃったって感じ。それがまたその人らしくて変だけど憎めない輩だらけ。

自分の意見を通す方法やチームをまとめるスキルは人それぞれ。それを磨いた結果の性の進化だとしたら、面白いと思いませんか。

広告表現も性差に関してすごく変化しています

男性タレントが洗剤や家電製品のcmにキャスティングされるのが普通になりました。メイクやファッションも男女の差のない表現が当たり前になっていくのでしょうね。とてもいいことです。ただ、制作する立場で言うと女性が洗い物してるだけで差別だとクレームが来たり炎上騒ぎ。そこまで来ると行き過ぎもどうかと思います。現実が変わらない分、啓蒙的な意味でも広告表現がすべきことかなとも思いますが、広告もまさに難しい時代ですね。

今の私は女らしさというより

おばちゃんらしさ全開で怖いもの無しです。おかまちゃん達とニアイコール。おねえ言葉で話すとキツい事もなんだかマイルドになるあの不思議さ。オバちゃん、いえ、女らしさ、仕事でも上手くつかえるようになってきました。

広告業界のガラスの天井を打ち砕くのは

組織の中にいない、ゆるフリーランスなので出世とは無縁です。ガチなフェミニストってわけでもないのですが、ガラスの天井は私にも見えます。明日現れるかもしれないその女性、やマイノリティを応援するし、その日が来ることを信じています。

あらいやだ、このテーマほんと書きたいことが沢山あって続き書いちゃうかもしれなくってよ。(昔の山の手マダム風)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?