こはる

はじめまして。お立ち寄りいただきありがとうございます。思いつくままに言葉をつづります。…

こはる

はじめまして。お立ち寄りいただきありがとうございます。思いつくままに言葉をつづります。暖かい家の中で猫とごろごろしているのが好きです。

最近の記事

金木犀の記憶

今は2024年の6月。 これは2020年の秋に書いたものです。 前回のコラムで金木犀の香りの思い出について書いたので、もう一つ香りの思い出について以前に書いたものを出してみたいと思います。 これは私が大好きなラグビーに関する話です。 ちなみにこれを書き、長々とあたためていた間に、トップリーグは「リーグワン」と名称を変え、推しチームが2つ、廃部と活動休止となり、推しチームがなくなるというとても悲しい思いをしました。今はリーグワンに推しチームが一つあり、来季からもう一チーム参

    • 好きな季節

      私が一番好きな季節は、秋から冬。 秋から冬だと一番ではないだろうという意見は聞かない。 最近は秋になってもいつまでも暑く、なかなか涼しくならない。あれは秋好きとしてはとても悲しい。 昔は10月になれば涼しかった。10月にもなれば学校の制服は冬物に切り替えられたし、朝晩は寒いくらいの気温で、さらりとした気持ちのいい空気が流れていた。 秋の良いところは、空気が澄んでいるところである。ピンとした心地よい空気感がこれから来る寒い季節を予感させてとても好きだった。 何より秋には文化祭

      • 「虎に翼」を毎日見る~千人針と向田邦子氏と三淵嘉子氏

        向田邦子氏の著作の中に(小説だったか、エッセイであったか、遥か昔のことであるので記憶が曖昧だけれど)第2次世界大戦中の町で、千人針を行う様子が描かれていた。向田氏の原作の新春のドラマでも千人針の場面があったように記憶している。 千人針とは出征する兵士に持たせるお守りのようなもので、白い布に赤い糸で一人一目、玉結びを作るものである。町の往来などで声を掛けて縫ってもらっていた。基本は一人一目だが、寅年の女性は特別に年の数だけ目を作ることができた。虎は「千里行って、千里帰る」と言わ

      金木犀の記憶