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「弱者には弱者の戦い方がある」と野村克也は言った

ペナントレース後半戦がいよいよ始まる。
我らがスワローズは、明日14日よりベイスターズとの2連戦を皮切りに、リーグ制覇に向け、巻き返しを図る。

首位タイガースと2.5ゲーム差の3位で前半戦を折り返した高津スワローズ。まさに「真価・進化・心火」のごとく、真価の問われる2年目、チームは確実に進化し、私たちファンの心を熱くさせている。

今シーズンに至る躍進には
中長期的に腰を据えて取り組むべき課題
早急に解決が必要な問題点
この二つを整理し、明確にしたことが大きいんじゃないかな?と思っている。
育成と補強、戦術と采配、ドラフト戦略、二軍との連携などから、高津監督の再建プランが垣間見える。

ノムさんの言葉を借りるなら
「1年目に種を蒔き、2年目に水をやり、3年目に花を咲かせる」
今まさにそんな"チーム再建"の道なかばだ。


初陣となった昨シーズン、実らずとも種は蒔いた

至上命題である”投手陣の建て直し”に関して言えば、即戦力を期待した助っ人がハマらず、先発ローテも上手く回らなかった。その一方でエース小川の復活、配置転換による清水昇の覚醒など成果はあった。また奥川や金久保といった次世代エースの計画的な育成は着々と進行していく。

”打のチーム”という印象が強いスワローズだが、チーム打率は決して高いとは言えなかった。それはあくまで個の力に頼るところが大きかったため。チームとして打ち勝っていくには、戦力で劣る分、データ・戦術・機動力・集中力・奇襲といった力以外の要素が必要だった。
まずは、指揮官の思い描くビジョンや戦術をチーム全体で共有。コーチ陣は、選手が頭と体で理解できるまで徹底的に指導し、選手たちは練習と理解に励む。チームとして、トライアンドエラーを繰り返した。

そしてオフシーズン。
主力3人のFA阻止に始まり、内川・田口と言ったビッグネームから、戦力外となった即戦力投手と例年になく積極的な補強に動いた。

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助っ人外国人も、チームに足りない部分をピンポイントで埋める人選。コロナの影響で合流こそ遅れはしたが、オスナ・サンタナを筆頭にご覧の通りの活躍ぶりだ。

さらに補強は選手に限ったことではない。
池山隆寛伊藤智仁尾花高夫という、ヤクルト黄金期を知るレジェンド3人を指導者としてスワローズに呼び戻した。

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春季キャンプでは、古田敦也氏を臨時コーチに招き、捕手の底上げとバッテリー強化、リーグワーストの防御率の克服を目指した。
余談だけど、石川雅規との臨時バッテリーには、ついテンションが上がってしまったよね!

このオフシーズンの動きには、現場とフロントが一枚岩となり、最下位脱出を目指す強い覚悟と意思が感じ取れた。


そして"水やり"のシーズン
チーム一丸となり、明確なビジョンのもと動き出したスワローズ。前半戦の快進撃は、昨年蒔いた種が芽吹き始めた証とも言えるのではないか?


ノムさんは言っていた。
「自分の弱さから目を背けてはいけない」と。
「敗戦にこそいい教訓がある」のだと。

己の弱さを知り、弱点を補うことを繰り返す。
何故負けたのか、何が悪かったのか考え続ける。

そうして弱者は強者に立ち向かっていくのだと…。


なんと言っても、一番勝利に飢えているのがスワローズだ(笑)今シーズンの粘り強さ、ゲーム終盤の追い上げ、選手一人一人が見せる勝ちへの執念は、上位2チームにだって絶対に負けてない‼️

「優勝というのは強いか、弱いかで決まるんじゃない。優勝するにふさわしいかどうかで決まる」(野村克也)

後半戦も挑戦者のメンタルで、1試合、1イニング、1打席、1球、1点を大事に、ファンの胸を熱くする戦いを見せて欲しい!
"弱者には弱者の戦い方"で、シーズンを戦い抜いてくれ‼️

さて、明日は新潟での試合。
もちろんチケット取ってあるけどお天気がね😓
てるてる坊主なんてものを30年ぶりくらいに作って、1週間前から吊るしてるけど、ご利益はなかった模様😭

いっそ修造松岡、新潟に来てくれない?(笑)


とにもかくにも後半戦。
たくさん「すわほー」言えると良いな´◡`
引き続き毎日全力応援していきます!!

GO!GO!スワローズ‼️


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