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データ革命とビジネス〜 経営者が率先する「変革」〜

日経新聞「やさしい経済学」滋賀大学データサイエンス学部の河本教授の連先「データ革命とビジネス」も最終回に至った。

『本連載で伝えたかったことは、データ革命は技術課題ではなく経営課題だということ。企業経営者に、データ時代に目指すべき姿は自身で考えて会社を導かなければならない』という結論で締めくくられた。なるほど、そういう展開だったのか。。納得はするが。

先生曰く、『経営者のやるべきことは2つあります。「1つ目は、経営ビジョンの明確化。経営者は自らの頭で考え抜き、社員や株主に伝わるほどの信念を抱かなければならない。しかし、どれだけ良いビジョンを掲げても、それに向かって企業が変わらなければ意味はない。」』

『2つ目は、変革できる企業体質に変えること。企業体質とは全社員の心に宿るもので、一朝一夕では変わらない。でも、経営者がトップダウンで変革を促せば、企業体質は変わり始まる。自律を目指した組織のフラット化や、人事制度における変革者の優遇、経営会議におけるファクトベースの徹底により、企業体質は変えられる。』

『あなたの企業でデータやAIといった手段は活用されているが、ビジネスモデルなどに大きな変革が見られないなら、その責任はデータサイエンティストや現場スタッフではなく、経営者にある』

すべて、トップ、経営者に責任があるとの考え。私もそのように思う。だからこそ、悩みながらも、正解がなくても、考えぬ抜いて、進めるしかない。また、周りから、色々なアドバイスが出てくる。例えば3人いれば3人の意見は違う。多数決で決めるものでもなく、足しで3で割るものでもない。

松下幸之助さんは、『自分の役割は、自分が今できること、なずべきことを淡々着々となし尽くすだけであって、それ以上のことは感性的にも一切悩まないことが重要。心を空っぽにして、すべてを天に預けて、今に集中しょう。』悩むほど考えて、それでも何が正しいか分からない。考え抜いた結果であれば、それで決めて。目の前の仕事に集中すれば、何か見えてくるし、変化して成長するのは楽しい。

河本先生、連載、ありがとうございました!

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