「コピーは、コーヒー牛乳飲みながら。58」ピンクリボンデザイン大賞、KNB・SBCラジオCMコンテストグランプリ 原田智光さんインタビュー
五十八杯目は「乳がんに一番多い症状は、無関心です。」
すっかり季節は秋! みなさん、いかがお過ごしでしょうか? 宣伝会議賞に挑戦される方も多いかと思いますが、今回はそんなみなさんのヒントになるような記事をお送りいたします。
お相手は原田智光さん。様々な広告賞で賞を取られ、中でも第57回宣伝会議賞では
のコピーが黒霧島の協賛企業賞を受賞。さらにこの春にはラジオCMコンテストのKNBとSBCでそれぞれグランプリを受賞する快挙を連発。
そして……昨日10月1日に
がピンクリボンデザイン大賞を受賞!! グランプリの嵐を吹き荒らしている男性です。
今、勢いに乗っている原田さんの本職は……なんと地方の公務員?! コピーとは全く接点のなさそうな原田さんがいかにしてコピーを書いてきたかを今回はお聞きしました。特に後半は独自のコピー手法をバッチリ聞きましたので、最後までぜひご覧ください!
(なお今回は完全リモートのため、画像は原田さんより「山口の名産・名所」を多数リクエスト。インタビューの中にたびたび登場する、そちらもぜひお楽しみくださいませ)
コピーと無縁だった社会人生活。パートナーの転機から人生が変わり始めた
————10代までは、山口の地元で過ごされていたんですよね。確か野球少年だったと伺いました。
原田さん:そうですね。小学校の頃は草野球みたいな感じだったんですけど、中学校から部活に入って本格的にやっていました。レギュラーにはなれなかったんですがすごく楽しくて打ち込んでいたのをよく覚えています。
一方で高校に上がってからは野球のレベルが本格的になったのもあって部活からは離れ、帰宅部で過ごしていましたね(笑)
————では、高校生活は特に何もなく?
原田さん:ただその時、印象に残っている出来事が一つありまして。実はエヴァンゲリオンの庵野秀明監督が高校のOBでして1度だけ講演に来られたことがあるんですよ。もともと創作活動とは無縁だったんですが……小学校の頃から漫画を読むのがすごく好きでお小遣いの大半を費やしていまして。幽遊白書とかるろうに剣心とかH2とか……友達が僕の部屋に読みに来るくらい集めていました。だから、監督の話には興味はあって。地元で撮影した「式日」の関係でいらっしゃったのですが、講演の感想はすごい変わった方だなぁでした(笑)よく覚えているのが「僕はチラリズムを大事にしてる」というお言葉でして。
————チラリズム?
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