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「コピーは、コーヒー牛乳飲みながら。59」第58回宣伝会議賞 CMゴールド受賞者 西本亜矢子さんインタビュー

五十九杯目は、

「コロナウイルスは、紙幣の上で28日間生き続ける。」

あっという間に、だいぶ秋―――!!

長かった猛暑も落ち着き、すっかり涼しく……を通り越して寒さすら感じています今日この頃。今年は約10年ぶりに宣伝会議賞のない10月を味わっていますハマダですが、皆さんはいかがお過ごしでしょう。

さて今日の場所はお久しぶりに関東! 千葉県・南船橋のららぽーとに来ております。

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ここでお話を伺ったのは、西本亜矢子さん。前回の宣伝会議賞で

【コロナ禍篇】

店員「5000円とコロナウイルスお預かりします。」

店員「1380円とコロナウイルスのお返しです。」

NA「コロナウイルスは、紙幣の上で28日間生き続ける。クレディセゾン。」

の作品がクレディセゾンの課題でCMゴールドに輝いた女性です。今皆さんが絶賛取り組んでいる宣伝会議賞のヒントを……と思ってお話を聞きに行ったところ、大阪出身の彼女は……なんと元メイドさん!?

想像を超える彼女の半生まで伺えることになりました、ぜひ最後まで御覧ください!

17歳で社会人デビュー。失われた青春と過酷な時代だった20代前半

————西本さんが社会に出たのって、17歳からだったとお伺いしました。

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西本さん:ざっくり言うとなんですが、家庭の事情&金銭的な問題が当時ありまして。担任の先生と相談して、1年の単位を全部取ってから高校中退し、そこからフリーターになりました。

中退後にすぐ某本屋でバイトを始めたんですけど、声が高くて不快&お客さんが耳が痛くなるという理由でクビになってしまって。

————最初の社会人デビューで、そんなことがあったんですか。そのあとはどうされていたんですか?

西本さん:次はダイソーで、朝9時半〜20時半(休憩45分)労働する毎日でした。学歴も資格も手に職もないから……とにかく長時間働くしかないと思ってがむしゃらにやってたら、20才でリーダーとして一店舗任されることになりまして。

————なるほど、次の職場で光明が差してきたと。

西本さん:……だったんですが、推定在庫1000万円だったのに月1000万円売れと無茶振りされてたり、新店舗の搬入リーダーまでやらされるようになって。6年間頑張ってきましたが、エリア主任昇格の話が出てついに逃亡してしまいました。

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