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コーヒーに恩返しを 僕が「コーヒー」を仕事にした理由

今回はなぜ僕が仕事として「コーヒー」を選んだのか?ということお伝えしていきます。

そこで少し僕自身のことを振り返っていきたいと思います。

大学進学で関東へ


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                    出典:愛媛県公式ホームページ

僕は愛媛県松山市で育ちましたが、大学は関東の大学に進学しました。

メディア関係の仕事につきたいと思っていたこともあり、関東の大学を選びましたが、単純に田舎育ち特有の都会への憧れもありました。

僕が大学生の頃は愛媛にはセブンイレブンもなかったので、セブンイレブンに行けるだけでとても嬉しかったことを覚えています。 

こんな感じで楽しく大学生活を送っていたのですが、2011年に起きた東日本大震災後、僕自身少しずつ心身のバランスを崩していきました。

ちょうど震災当時は春休みで愛媛に帰省していたので、直接的には何の被害も受けていないのですが、大学の授業再開が遅れたり、大学再開後も計画停電等によりエレベーターが止まっていたりと不慣れな生活が続きました。

今振り返ると、将来についての不安や震災での不安、いつもと違う生活、元々不安を感じやすい性格など様々な理由が重なって体調を崩したんだなと思います。

はじめは胃が痛い等の身体症状だけだったのが、不安感が強まったり、外に出るのが怖くなったり、外に出ると吐き気を催したりするようになりました。

結局、大学に通うのはもちろん、一人で愛媛に帰ることも難しく、家族に迎えに来てもらい、愛媛で静養することになりました。(その後、大学も休学、パニック障害と診断される)

愛媛に帰ってきてからは祖父母が柑橘やお米を作っていたので、収穫期などは農業の手伝いをしたりして過ごしていました。

コーヒーとの出会い

ここまで全く「コーヒー」はでてきませんでしたが、それもそのはず。僕自身、体調を崩して愛媛に帰ってくるまで全くと言っていいほどコーヒーは飲みませんでした。

コーヒーは苦いだけのものと思っていたので、自分から飲もうと思ったことはほぼほぼなかったと記憶しています。

愛媛での静養中、たまたま家族と一緒に訪れた珈琲屋さんで僕のコーヒーへの熱が一気に高まっていったのです。

まずお店の方がコーヒーを淹れている姿がカッコいいと思ったのと、飲んでみるとそんなに苦くない、それどころか飲みやすくて美味しいと感じたのです。(後々、それがスペシャルティコーヒーと呼ばれるコーヒーだったことを知ります)

そこから自分で本やインターネットでコーヒーについて調べたり、父が昔自分でコーヒーを淹れて飲んでいたらしく、道具が家にあったので自分でコーヒーを淹れるようになりました。(その後、地元の珈琲屋さんで実際に勉強、働かせてもらい今に至ります  この辺りのことはまた別の投稿で書ければと思ってます)

結局、大学に復学できるほどすぐには回復できず、休学していた大学も中退することになり、将来への希望を失っていた自分にとって「コーヒー」は本当に救いになりました。

自分のペースでできる仕事、なおかつ好きなことを仕事にしようと思い、真っ先にコーヒーが思い浮かびました。

絶望を救ってくれたコーヒーに関する仕事をして、僕自身がそうだったようにもっと多くの人にこんな美味しいコーヒーがあるんだよということを知ってほしい

嫌なこと、つらいことがあっても美味しいコーヒーで少しでも元気になってもらいたい

適正な価格でコーヒーを売って、コーヒーに携わる人たち(農園でコーヒーを栽培している方など)に何か貢献したい

自分自身まだまだ未熟で勉強することはたくさんありますが、

コーヒーを作る側、コーヒーを消費する側、どちらも幸せになるような世界を目指し、これからもコーヒーに関わっていきます。

少しでもコーヒーに恩返しができるように…


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