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2020TokyoCoffee振り返り
全世界でいろいろな事があった2020年TokyoCoffeeシーンを振り返ります
私が実際に行った都内の2020年オープンの店だけでも総数22店舗。
■2020オープンの店
1年以上前から準備をしているので急に店のオープンを引き伸ばすことは難しいので皆さんオープンせざる得ない。
オープンした店を見てみるといくつかのタイプに分かれそう
Type1:資金力のある店
桜新町に出来た小川珈琲、二子玉川・三軒茶屋にオープンしたベーカリー365日の店。
Type2:移転組
原宿にあったDeusEX,渋谷のThe Local Tokyoが新天地へ
Type3:異業種
表参道にできたホームセンターカインズの店、新橋にできた魔法瓶のサーモス、アウトドアグッズのSnowPeak。
Type4:個人店
そして多くの個人経営のお店。ほとんどが住宅街にできているのでコロナの影響で自宅近辺で過ごす人が増えているのでお客様とコミュニケーションが上手くとれれば新しいコーヒープレイスとして拡大しそうです。
※私のイメージではスターバックスの「サードプレイス」ではなく「2ndリビング」かな。スタッフとお客様、お客様同士など。
■市場の様子
コロナというみんなが初めて経験する異常な事態。
・インバウンド客が多い店は客数が激減
・カフェやレストランなどに焙煎豆を降ろしている店が苦戦
・住宅街の店はイートイン客が激減したが、テイクアウトや豆の購入顧客の増加
■4th Waveは家飲み
少し前から3rdWaveの次は家飲みが増加すると言われてたけど、コロナの影響で加速しそう。
一昨年くらいから増えているのコーヒーバッグタイプ。今までのドリップバッグタイプではなくティーバッグと同じようにお湯に浸すタイプ。このタイプは豆が美味しくないと難しい方法です。
スペシャリティコーヒーの名店の丸山珈琲さんは渋谷スクランブルスクエアに専門店をオープン。その他にスペシャリティコーヒー専門店で販売が増えています
数年前から高価格コーヒーメーカーが増えている、そしてネスプレッソに代表されるカプセル型も複数のメーカーから販売。
ネスプレッソからもブラックコーヒー専用の新型が発売
■NewBusiness
今年スタートした2つのコーヒーベンチャー
ひとつはモバイルオーダー自販機
もう一つは今年の春から本格始動したPOST COFFEE。AIがユーザーの嗜好を反映したオススメの豆をポストに送るというサブスクリプションスタイル。
最近は多くのロースターでこのポスト投函をする店が増えている。またPOST COFFEEとは違うスタイルで好みの豆を送るサブスクリプションも増えている
■テクノロジー
1月に開催されたコーヒーサミット2020のキャラバンコーヒーに登場したコーヒー抽出ロボット。
キャラバンコーヒーのトップバリスタの動きを真似ているみたい。
実際に飲み比べるとはっきり味がわかります。人間の方が美味い
動画をみても動きにスムーズ差が足りない。
ただ、人間のマネして人間用の道具を使わなくても美味しい抽出マシンはたくさんあります。アメリカ製や台湾製。どちらも美味しい。
どのマシンもつくったレシピを細かくコントロールしています
■グッズ
ことしのコーヒーグッズはDAISOから。
最初に見つけたのが円錐形ドリッパー。いままでも台形ドリッパーはあったけど打円錐形は初めて、ただここ半年くらい店頭から消えている、最近フィルターは復活したらしい。
家飲み初心者のハードルを下げる意味でも100均グッズは要注目
そしてドリッパー以上に驚いたのがハンドミル。メーカー製だと安くても2000円以上、それがセラミック刃で500円びっくりです。
これもしばらく店頭からなくなっていたけど少しづつ復活しているようです
DAISOのグッズを初めて100均やニトリにも道具がいろいろ出ていて、家飲み需要が堅調な証拠です
■豆の傾向
スペシャリティコーヒーの傾向は日本でも5年位前から増えてきたGesha種、年末のSNS投稿を見るとGesha祭りをしている人が思ったより多く見られます。
次に増え始めているのがアナエロビックに代表される嫌気性発酵の豆。こちらは少し前からコーヒーの世界的な大会で多くのバリスタが使い始めた豆。まだまだ新しい精選方法なので発展途中。
先日飲んだコロンビアの豆は発酵過程でオレンジの皮とレモン酸を付加したもの、どこまで行くか。今後の要注目の豆です
■2021年
今年は多くのコーヒーイベントが世界中で中止。バリスタの世界大会、国内のコーヒーフェス。
コーヒーの味のトレンドはバリスタの世界大会が作ってきた、来年開催された時はどのような新しいトレンドが生まれるのか。
そして、家庭でコーヒーを飲む機会が増えて、新しいコーヒーライフスタイルが始まる。店に行く意味はなんなのか?単純に美味しいコーヒーであれば自宅でも十分可能な環境になってきている。
私自身も外の店に行く回数が減っている。どうなるのか新コーヒーライフ。
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