やりくり上手
病気やケガが形になって現れる「症状」というもの。いろいろあります。
風邪の症状なら、発熱、鼻水、鼻詰まり、喉の痛み、咳、関節痛。
骨折の症状なら、腫れ、痛み、諸々の日常生活ができない等々。
不快なものばかりです。風邪を引いて気持ちがいいとか、骨折をして心がハッピーになるとか、特別なケースを除いてそういうことはありません。ふつうは症状があるときは何もしたくないものです。それもそのはず、神様がそうさせているのだから当たり前です。つまり症状とは、体の防衛機能による強制的な休養です。よくできたものです。
腰痛には急性のものと慢性のものがあります。慢性腰痛は多くの場合、体を動かしたほうがよいのですが、急性腰痛は休めのサイン、神様からのメッセージですから素直に従ったほういいですね。風邪にしても急性腰痛にしても、休んでいればだいたい治ります。
鍼灸によって急性の腰痛を緩和させることができます。刺鍼によって、硬直している筋肉が緩み痛みが和らぎますが、この行為は神様の声を無視しているといえなくもありません。
急性腰痛を発症するとき、体は休みを欲しています。無理を続ければ次に待っているのは腰痛だけでは済まないかもしれません。
休みを先送りにしてはいけないと頭ではわかっていても「今は休めない」、そういうこともあるでしょう。
であるならば、そういう状況をつくらないために普段からの工夫ややりくりが必要です。
やりくり上手になりましょう。
読んでくれてありがとうございます。
早めに寝ましょう。
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