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気を通す、すなわち病気を治し、痛みから逃れるために必要な「2つ+3つ」のこと

「不通即痛、通即不痛」とは、

通らなければ痛み、通れば痛くない、という意味。

ここで通るものとは「気」です。

気は体中の経脈絡脈をめぐり、四肢五臓を滋養し、暑さ寒さ、ウィルスなどから身を守っています。

痛みとは体で起きている異常が表面化したものですから、痛みをなくすためには、痛みの大本をよくしなければなりません。

頭痛、腰痛、生理痛、胃痛、急性痛に慢性痛と様々な痛みがあります。どのような痛みであっても痛みをなくし、体をよくするためには、痛みの大本をよくして気を通すことです。

昔から東洋医学に従事するものは、気を通すために治療を行ってきました。

鍼灸師は、頭が痛ければ頭の、腰が痛ければ腰の、生理時の痛みなら骨盤内の臓器の解剖、生理、病理を理解し、局所に鍼灸をします。しかしそれだけでは不十分です。

最も大切なことは、弁証(患者の体質と状態を見極めること)し、弁証で得た情報をもとに理論的な治療(これを論治といい、弁証と合わせて弁証論治という)を行うことです。

痛い処に鍼をする局所の治療だけでは、東洋医療とはいえません。

そして、病気の大本をよくするためには、その病気がどんなものであっても(西洋医学的病名が何であっても)、しっかりと眠り、体を冷やさず、疲れを取ることです。

眠りさえすれば、体を温めさえすれば、疲れを取りさえすれば、それですべての病気が治り、すべての痛みがとれるなどということはありませんが、ここに手を入れずして、病気が治り、痛みがとれるということはあまりありません。

本当の意味で、根本に働きかけるとは、病気の原因を取り除くことです。蚊に刺されて痒いときに痒み止めを塗るだけではなく、蚊に刺されないようにすることです。

その上で、患者さん自身が行うべきは、日常生活において、①適度に体を動かすことと、②正しい食事の実践です。

鍼灸師が行うことは、①局所をみて、②弁証論治を行い、③疲労、冷え症、不眠症に目を向けた治療、です。

こ2つ+3つが揃い、体がそれに反応したときに、気は通り、体はいい方向へと進んでいきます。

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